日本人は魚を生で食べますが、それが肉類になると話は別!生肉には、新鮮かどうかは関係なく様々な菌やウィルス、寄生虫などがある可能性が非常に高く、十分な加熱なしで食べることは非常に危険です。
しかし、アメリカには牛・鳥を生で食べる男性がいるというのです!
今回はその動画と共に、生肉をそのまま食べる危険性についてお話ししていきます◎
牛・鶏肉の生食は食中毒の危険大
photo by wikipedia
日本では以前、生の牛肉を用いた韓国料理『ユッケ』が焼き肉屋の定番商品でしたが、2011年頃からお店での提供は禁止となりました。
なぜなら、生の牛肉には『腸管出血性大腸菌O157』や『カンピロバクター』などの菌・ウィルスがあるからです。
しかもそれは、肉の鮮度に関係なくです。(O157↓)
photo by 東京健康安全研究センター
加えて、未だに海外から驚かれているのが、一部の居酒屋や焼き鳥屋で提供される『鳥の刺身』だ。
まわりを軽くあぶった新鮮な鶏肉を刺身という形で食べるというのは、海外から見てあり得ないことです。もちろん、馬刺しもその中に入ります。
生の鶏肉には、牛肉と同じ『カンピロバクター』という病原菌と、『サルモネラ菌』の危険性があります。(カンピロバクター↓)
photo by 食と健康の総合サイト
農林水産省は、肉を調理する際は、中心温度が75度を1分以上加熱するよう指示しています。
食品の加熱は消化・吸収を促進する
加えて食に関しての基本的な話をすると、食べものは『加熱』することによってよりそのものを分解しやすくなり、消化・吸収を助けます。
詳しく話すと、肉などは加熱することにより、タンパク質が生の堅い構造からやわらかい構造に変化します。
photo by Only Human
タンパク質のような高分子が、ヒトの腸管で吸収されるには高分子を小さな分子に消化する必要があり、加熱は高分子が消化酵素と接触しやすい構造に変化させます。
よって消化しやすくなり、栄養素の吸収力も高まるのです。
なので、肉を生で食べるということは、菌やウイルスに冒される危険に加えて、肉の栄養素を十分に吸収できないということでもあるのです。
そんな中、牛肉と鶏肉を生で食べることに捕らわれてしまった男性・ダニエルさんがYouTubeチャンネル『Only Human』で紹介されています。↓
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うーん、若干やらせ臭い気もしますが(笑)
動画内でダニエルさんが、生の牛肉を食べて「It’s like butter.(バターみたいだ。)」と言っているシーンがあるのですが、コメント欄で、
「JUST EAT BUTTER THEN.(じゃあ、バターを食べなよ!)」
というコメントがあったのにはちょっと笑えました。確かにその通りだ(笑)
とにかく、よい子のみなさんはくれぐれも面白半分で生肉を食べたりしないようにね!