ワラウクルミ

見返りを求めないGive&Giveのアートイベント「バーニング・マン」とは?

見返りを求めないGive&Giveのアートイベント「バーニング・マン」

『バーニング・マン(Burning Man)』というアメリカのアート・コミュニティイベントをみなさんはご存じでしょうか?

丸一週間続き、7万人以上もの人々が集結する大イベントなのですが、普通のイベントとはやや異なっています。

参加者は、期間中、会場内で物の売買や物々交換をしてはならず、食料品などはすべて自分たちで持ち寄らなければなりません。人々は「Give&Give」の精神で、常に他の人に物を与え続けるのです。

今回は、一切の見返りを求めないオモシロイベント『バーニング・マン』をご紹介します。

thumbnail photo by prestonsmiles

何もない辺境の地で開催されるイベント

photo by mari_shest

『バーニング・マン(Burning Man)』は、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で、毎年8月の最終月曜日から9月の第一月曜日(アメリカの祝日「レイバー・デイ」)に開催される、アートイベントです。

1万年以上前、ブラックロック砂漠は、「ホンタン湖」と呼ばれる巨大な湖がありましたが、やがて水は失われ、今ではサボテンやサソリ、ゴキブリでさえ存在しない「無の場所」となっています。

photo by izadess

水や電気はおろか、携帯電話の電波でさえも入ってこないこの辺境の地で『バーニング・マン』は開催されます。

イベント期間中、すべての催しやテント・キャンピングカーなどは、規定の場所に置くことを定められており、主催者側はそれを一つの街「ブラックロック・シティ」と呼んでいます。

ブラックロック・シティは、直径2.4kmの大きな扇形の街であり、年々参加者数が増加。今年は7万人以上もの人々がバーニング・マンに集結しました。

photo by bacydoit

『バーニング・マン』という名は、イベント中の土曜日の深夜、街の象徴として場の中心に立ち続けていた巨大な人型の造形物「ザ・マン(The Man)」に火を放ち、それを完全に焼却することに由来します。

見返りを求めず、常に与え助け合うこと

photo by thexinyc

1週間のイベント期間中、様々な催しがブラックロック・シティでは繰り広げられます。

芸術作品の展示はもちろん、バンド演奏、ジャムセッション、移動ダンスフロア、大道芸、ヨガ、ワークショップ。

photo by rosacrespo

さらにミニ遊園地、鉄パイプ溶接教室、スカイダイビング、自動車修理、マッサージ、カウンセリングなどなど、もうここではあげきれないほどの様々な催しが盛りだくさんなのです。

そして、この街にはルールが定められています。

photo by ninjayap98

イベントには、屋台や売店、食堂などは一切存在せず、主催者側が用意するのは、トイレと食べ物を冷やすための氷のみ。

なので『バーナー(Burner「燃やす者」/参加者のこと)』は、食料や水、テントなどの休息場所、燃料などすべてを事前に用意しなければなりません。

photo by dewhee1

さらに、物品の売買や物々交換も禁止、または推奨されていません。

バーニング・マンの信念は、「常に与え、助け合う」こと。

photo by 2ndfloorguy

何もない劣悪な環境下だからこそ、他者と協力し、また与える精神「Give&Give」を培う場になると主催者側は考えています。

見返りを求めず、親切な心で多くの人と触れあう。これが『バーニング・マン』の根幹となっているのです。

バーニング・マンの歴史

1986年6月、カリフォルニア州サンフランシスコのベイカー・ビーチで最初の『バーニング・マン』が開催されました。

ラリーという男性が、当時付き合っていた恋人との別れにケジメをつけるため、友人のジェリーと一緒に巨大な人型木像「ザ・マン」を作って燃やしたのが始まり。

photo by taylor___mac___cares

その小さなイベントには、ヒッピー文化に心酔していた若者たちが集い、年々参加者が増加。徐々にアーティストたちも集結するようになっていったのです。

しかし、1990年6月の「バーニング・マン」では、ザ・マンの高さが12mにもなり、火災の危険があると中止を余儀なくされてしまいます。

photo by l.emelyanova

それでも諦めなかった主催者や参加者たちは、ザ・マンを解体してトラックに積み込み、適地を求めて旅に出ます。そして、遂にブラックロック砂漠にたどり着いた一行は、そこを『バーニング・マン』の地として定めたのです。

バーニング・マンの根本理念

photo by patokastudio

『バーニング・マン』には、なかなかナイスな10個の根本的理念があるのでご紹介しておきましょう。

「バーニング・マンの理念」

・『商業主義とは決別する』
・『法に従い、市民としての責任を果たす』
・『与えることを喜びとする』
・『「いま」を全力で生きる』
・『本来のあなたを表現する』
・『積極的に社会に参加する』
・『隣人と協力する』
・『他人の力をあてにしない』
・『どんな者をも受け入れる共同体である』
・『跡は何も残さない』

参加者全員が、この理念の元に集結したわけではないでしょうが(笑)、結構いいことを言ってます!

まぁ、ちょっとクレイジーな雰囲気も漂ってはいますがf^_^;)、興味のある方は、こちらのリンクから詳細をチェックしてみてね!

More info : Burning Man

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