日本の政府もついに緊急事態宣言を発表し、いよいよ新型コロナウイルスに対して本腰を入れてきたわけだが、未だにコロナ対策として、古い情報やデマで頭が混乱し正しい知識を知ることができないでいる人が多いのではないだろうか?
そんな方のために、今回はニューヨークの医師が発見したコロナに感染しないための4つの法則を動画を交えながらご紹介しよう!
医療現場で実際に働くお医者様からのアドバイスなのでかなり信憑性がある。
これをしっかり読んで見て、これからのコロナ対策にぜひ活用してほしい∠( ̄◇ ̄)
トリアージ、命の切り捨てを余儀なくされる
ニューヨークのウェイル・コーネル医療センター(Weill Cornell Medical Center)で働く医師のデイヴィッド・プライズ氏(David Price)。
彼が3月下旬に撮影した『新型コロナウイルス(COVID-19)から家族を守る』という動画がネット上で話題となっている。
もともと、プライズ氏はウイルス関連の専門医ではないのだが、ニューヨークがコロナで大変な状況になっているということで、彼の勤める病院もコロナ患者の対応をしている。
1,200床ある病院のベッドは、すでに9割が埋まってしまっており、彼の仕事は患者たちが人工呼吸器を必要としているかどうかを見極める仕事をしているという。
photo by Mariana Price
上のプライズ医師の写真を拝見すると、目の周りのくまや表情から日々追われ続ける仕事で疲労困憊している様子がお分かりいただけると思う。
それほどNYの医療現場は過酷を極めているということだ。
ニューヨークの各病院では人工呼吸器不足が深刻化しており、一つの人工呼吸器を二人の患者に使用したり、最近では『トリアージ(仏:triage)』を余儀なくされている。
トリアージ(識別救急)とは、患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定して選別を行うこと。
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ニューヨークの医師たちは、もう重症化しすぎて助かる見込みのない患者に人工呼吸器を使うのでなく、助かる見込みのありそうな重症患者から使用していっているという。
要するに今、ニューヨークの医療現場では『命の切り捨て』をせざるを得ない状況に追い込まれてしまっているのだ。
NYの医師が発見したコロナに感染しない4つの法則動画
そんな状況下の中でプライス氏は毎日コロナ患者と接しているわけなのだが、彼が推奨する方法を取ることでコロナへ感染するをかなり防ぐことができるという。
そんな彼のビデオがこちらなのだが、一時間近くある上、すべて英語で話している。
「英語が苦手」「早く要点を知りたい」という方のために、YouTubeチャンネルのTomoe Mooreさんが『ニューヨークのドクターが発見したコロナに感染しない4つの法則』で短くまとめてくれている。
その動画がこちら∠( ̄◇ ̄)↓
まず改めて確認しておきたいのが、
新型コロナウイルスは空気感染よりも接触感染の方が感染率が高い
ということだ。狭い空間にコロナ患者と一緒に滞在するよりも、患者が触ったものを自分も触って、その手で自分の顔を触ることの方が危険だという。
もちろん飛沫感染も注意しなければならないので、他の人と2mの距離を置いて行動することも大切だ。
マスクはつけるべき!顔を触らないで!
ここでおさらいもかねて、Tomoe Mooreさんがまとめてくれたコロナに感染しない4つの法則をあげていこう◎
①何か触った後は指先、爪の間まできれいに洗うこと。
②何かを触った手で自分の顔を触らない。
③マスクはつけるべきだ。
④人と会わない
③のマスクをつけるべきというのは、私にとっても驚きだった。多くの専門家は、「ほとんどのマスクは、コロナウイルスを止めることができないので意味がない」と何度も言っていたからだ。
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しかし、プライズ医師曰く、コロナウイルス患者のほとんどは接触感染であって、何かを触った後に自分の顔を触ることで感染してしまった人がほとんどだという。
だがマスクをすることで、自分の顔を触る機会も減り、自分がたとえウイルスを持っていたとしてもそれを広めない効果もあるというのだ。
ここで注意しておきたいのが、N95規格などの高性能な医療用マスクでなくても、市販の簡易的なマスクでも十分とのこと。
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今のところは、日本の感染者数も大した数ではないので、外から家の中に持ち込んだもの、例えば食材のパックなどを消毒する必要まではないとは思うが、家に帰ったら手洗いを念入りにして、入るときに触ったドアノブくらいは消毒するべきだろう。
下の画像は、ニューヨークの病院裏に停められた『死者の体が積まれた大型の冷蔵トラック』。N.Y.C. Hospitalでは、死者が次々と出てしまうのでこのように冷蔵トラックの荷台に詰め込んでいるという。↓
photo by The New York Times
これは最悪の光景だが、絶対に日本がこうならないとは誰にも言えない。
今回あげた内容を踏まえて、皆さんには引き続き慎重な行動を心がけてほしいと思う。
大変ですが、今は頑張って耐え忍んでいきましょう。