だいぶ寒くなってきて、車を乗る前に「そろそろちゃんと暖機運転しなきゃな」と考え始めたのですが、ふと私の頭の中で疑問が浮かびました。
「車の暖機運転って本当に必要?不必要?」
気になったので友人の整備士に聞いたところ、しっかり教えてくれました◎今回は暖機運転について簡単にご紹介していきます!
暖機運転ならぬ『暖機走行』で十分
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まず『暖機運転』とは、エンジンを始動後、アイドリングしたまましばらくそのままにしてエンジンを暖めること・・・・・・ってまぁ、みなさんご存じだとは思いますけどね(笑)
昔の車は、エンジンが暖まっていないと本来の性能を発揮できなかったため、運転前に水温計の針が上がるまで5〜10分くらい暖機運転をするのが当たり前でした。
しかし昨今、車の性能は格段に向上しているので、暖機運転をせずにエンジン始動後にすぐ走り出しても問題ないそうです。
その理由は、最近の車のエンジンのほとんどが電子制御されており、冷えた状態でも燃料の噴射量などを適切に制御し、エンジンの性能を十分引き出せるようになっているからだです。
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加えて、最近の車は走りながらでも暖機できるようになっているのです。
暖機運転をすることでエンジン内部のパーツを暖め、エンジンオイルがエンジン内部全体に行き渡って金属が膨張し最適な状態になりますが、実はエンジン以外の部分はまったく暖まっていません。
しかし、エンジン始動後にしばらくゆっくり走ることで、ミッションオイルやダンパーなども暖められます。
『交通の流れを邪魔しない程度に、低めの回転数を保ちながら走行をして車全体をゆっくり起こしていきましょう◎』
暖機運転が必要な場合ももちろんある
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もちろん例外もあります。いくつか挙げていきましょう。
例外
- 長期間(一週間以上)車を運転していない
- 車庫を出てすぐに上り坂
- 気温が−10℃以下の寒冷地
- もちろん、古い車(笑)
週一度くらいしか車に乗らないという方は、やはり暖機運転が必要でしょうね。
加えて、車庫を出てすぐに上り坂がある方は必然的にアクセルを踏み込まなくてはいけないので、やはり必要でしょう。
そして、−10℃以下の寒冷地でもエンジンの状態が安定しない恐れがあるので、水温計が動き出すまで暖機運転を行いましょう。
アイドリングしながらの暖機運転は環境にもよくありませし、もちろん燃料の無駄遣いでもあります。
例外に当てはまらなかった人は、始動後しばらくゆっくり車を走らせる『暖機走行』をし、暖機運転が必要な方は数分程度エンジンを暖めてから走り出しましょう!
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・・・・・・とは言いつつも、これまであなたが暖機運転を行ってきたのであれば、個人的にはそのまま暖機運転を続けるべきだと思います。
なぜなら結局のところ、その車の所有者はあなたなのですから(笑)今回はあくまでも整備士のアドバイスを書いただけなので、暖機運転がいいと思うのであればそのまま続けて下さい!
ちなみに、私はアドバイスをもらってからも暖機運転を続けます◎まったく意味がない訳じゃないですしね!
これからもあなたの愛車を大切にしていきましょう(*´艸`)