2020年4月の教育指導要領の改訂で、日本でも小学校のプログラミング教育が必須となります!
プログラミング教育と聞くと何やら難しそう(-_-;)
そもそもテクノロジー時代に本当に必要な論理思考が身につく内容なのだろうか?という声も挙がっていて賛否両論。
しかし、世界ではすでに子どものテクノロジー教育の取り組みは一歩先に進んでおり、なかでも「プログラミング教材」は子どもでも楽しく学べる画期的なものが数多く発売されており、話題になっています◎
では、その内容を見てみましょう!
自分だけの魔法を作ろう!ハリー・ポッターになれるコーディングキット
Kano社から発売された「The Kano Harry Potter Coding Kit 」は子どもたちがプログラミングの基礎となる論理思考を楽しく学ぶのに最適といわれて、欧州を中心に人気を集めています。
ベースとなっているのは、世界中で大人気のファンタジー作品『ハリー・ポッター』!
キットのなかには長さ35㎝の「魔法の杖」が入っており、これをBluetoothでiPadなどのタブレットと接続することで準備完了!なんと、これで魔法が使えるようになるというのです(゚o゚;
Raspberry Piベースで作られているソフトウェア上では、コードがかかれたブロックを組み合わせるだけで、小さな子どもでも簡単にコーディングを学ぶことができるようになっています。
さらに、魔法の杖の振り方に連動する動作をあらかじめプログラミングしておくことで、「羽を浮かばせる」「炎を出す」「妖精を呼ぶ」など思いのままに魔法を使えるようにもなります。
出所:Kano社公式HP
また、この教材の人気の秘密は「ユーザーコミュニティ」が充実していることです!
現在、全世界で41万人以上の子どもたちが716万種類ものコードを公開しているというから驚きです!作ったコードをコミュニティで共有することで、学びが深まり、コーディングの質も向上します。
出所:Kano社公式HP
この「コミュニティによるコード共有」は実際のデータサイエンティストにとっても効率的な開発のために重要な仕組みです。
子どもの教材といえど、リアルなプログラミング開発の要素をたっぷり盛り込んだこの教材、是非日本の多くの子どもたちにも体験してほしいですね。(コミュニティ上の会話で、ひょっとしたら英語も上達してしまうかもしれませんね!)
詳しいレビューはこちらからご覧になってみてください。英語版の記事ですが、読んでいるだけで大人でもワクワクしてしまいます(´д`)
中国発!戦闘型ロボットで学ぶプログラミング 世界大会も熱狂?
アジアのテクノロジーの進化をリードする中国。政府も「Made in China 2025」を掲げ、MOSFETなどの電気自動車部品の生産、自動運転技術の改善、AIを使ったロボティクス、新素材開発、農業におけるテクノロジー活用など重点施策を置いています。
多くの中国企業の悩みは「将来のビジネスを担う子どもたちをいかに育成するか」ということ。
多くの子どもたちに小学生時代からテクノロジーに興味を持ってもらうために企業が開発した子ども向けプログラミング教材が注目されています!
ドローン生産で世界的に有名な中国企業DJI社は子ども向けの教育用ロボット玩具『RoboMaster S1』を発売しました。
この戦闘型ロボットは、事前に専用アプリを使って動きをプログラミングすることができるようになっており、遊んでいる途中でもタブレットで攻撃の状況、残りのHPなどをリアルタイムでモニタリングすることができます。
出所:gbtimes
上級者になると機体の強化から高度な攻撃パターンのコーディングまで自在にカスタマイズをするそう!さらに、世界規模でRoboMasterというコンテストも開催されており、子どもたちを熱狂させています。
世界には子どもたちを夢中にさせるプログラミング教材がたくさんありますね!
これからの日本の子どもたちには、机上の勉強だけではなく、興味を持って様々なテクノロジーに触れてほしいものですね(^_^)