疲れた体に元気を与えるために、普段何気なく飲んでいるエナジードリンクですが、その中身を気にしたことはありますか?
たまに飲むエナジードリンクに害はありませんが、過剰摂取しすぎるととんでもないことになります。あなたは1日に何本エナジードリンクを飲んでますか?
2本以上飲んでいる方は、この記事を最後まで読んで下さいね!
イギリスでエナジードリンク販売の規制開始
2018年3月、イギリス大手のスーパーマーケットが16歳未満へのエナジードリンクの販売を禁止することを決定したようです。「Tesco」や「Waitrose」などの大手スーパーマーケット各社や、大手ドラッグストア「Boots」など。
時期は各社異なりますが、3月中にはイギリスの主なスーパーマーケットで導入されるようです。『Red Bull』や『MONSTER』などを対象に、購入する客に対して身分証明書の提示を求めていくそうです。

エナジードリンクに対して特に関心のない人にしてみれば、「あっ、そうなんだ」という感じですが、日頃疲れた時の回復薬のような役割で飲んでいた方にしてみれば「ちょっとそれは厳しいんじゃない?」と思わず首をかしげたくなるかもしれません。
しかし、これにはちゃんと理由があるのです。エナジードリンクがこうなってしまったわけを順番に話していきたいと思います。
カフェインとアスパルテームについて

エナジードリンクにはカフェインと、アスパルテームなどの人工甘味料が多く含まれています。カフェインは目を覚まし、集中力を上げ、アスパルテームは砂糖に比べて低カロリーで、食べ物に甘みをつけることが出来ます。
もし、味がしなかったり、苦かったりしたら飲みにくいですよね。しかし、ご存じの通りカフェインの取り過ぎは「カフェイン中毒」を引き起こし、
・イライラ
・めまい
・頭痛
・頻脈や胸痛
・うつ
・睡眠障害
などを引き起こしてしまいます。

アスパルテームなどの人工甘味料は、
・低カロリーだが大量のインシュリンが体内で放出。逆にもっと食べたくなり、太る。
・頭痛
・めまい
・軽いむくみ
・うつ
・失明!?
・糖尿病
・健康な精子の減退
・知能低下
・不眠症
・短期記憶障害
などなど。。。怖ろしや。
ただアスパルテームの場合は、相当な摂取をしなければ上記のような症状にはならないらしいのでひとまずご安心を。しかし、体に有益ではないとは言えますね。
アスパルテームの危険性とカフェイン中毒

私のアメリカ人の妻が、アメリカではアスパルテームは危険だと考える人が多いよ、と教えてくれました。日本はどうなのでしょう?私はその存在くらいは知ってはいましたが、今まで特に注意したことはないですね。。。無知とは本当に怖ろしいものです。
ちなみに、アメリカ、フロリダ州では、アリやゴキブリなど殺すためにアスパルテームが入った殺虫剤を使うのが一般的らしいです。アスパルテームは神経毒らしく、アリなどが摂取するとおかしな行動を取って、その後死んでしまうとのこと。
アスパルテームで害虫駆除できるって、、、怖すぎませんか?
エナジードリンクを飲み過ぎたことでの死亡事件もあるようです。

毎日15本のエナジードリンクを飲んでいた25歳のイギリス人男性が自殺していたり、アメリカ、メリーランド州の14歳の少女が、24時間で700ml入りモンスターエナジー2本(カフェイン計480mg)を摂取し死亡していたり。
これらはおそらくカフェイン中毒が原因と思われます。
日本でも、学生たちの間で日常的にエナジードリンクを飲んでいる人もいるようです。
スポーツのパフォーマンスを上げるためだったり、勉強に集中したいという理由からだそうですが、10代の若者がエナジードリンクを摂取しすぎることで、いつもイライラしていたり、急に大声を出したりなどのおかしな行動を取るようになってしまった例もあるようです。
日本もエナジードリンク販売を規制するべきか?

私としては、日本でもエナジードリンクに対しての規制を考えるべきではないかと思います。成長期の若者が、そのようなものを摂取するメリットはほとんどなく、デメリットばかりが目立つからです。
もちろん、スポーツや勉強のパフォーマンスを上げたい気持ちは分かりますが、人間の脳や体には食べ物から得られるブドウ糖で十分にエネルギーを摂取できますし、何よりも睡眠が一番大事です。
人は寝ることで成長しますし、脳も整理整頓されてより効率よく知識を貯め込むことが出来ます。。。もちろん寝過ぎは体に毒ですが。

コマーシャルなどでも、エナジードリンクは「エネルギーチャージ」を謳い文句に大々的に放送していたりしますよね。
確かにそうであることは間違いないのでしょうけれど、それよりも食べ物を摂取する方が、より体のことを考えた「エネルギーチャージ」だと私は思います。
昔は、家によく「リポビタンD」などが置いてあって、子供の頃はただ「甘いから」という理由だけで飲んだりしていました。。。いやいや、ほんと無知って怖い。そのせいか虫歯にもよくなりました。
大人になってからは、ほとんどそういう類いのものを口にしたことはありません。これからも、自分の体は自分でケアし続けなければな、と考えている今日この頃でした。