生まれながら四肢がない『先天性四肢欠損症』のアメリカ人男性ライアン。彼は医師が不可能と考えていたすべてのものを手に入れ、やりこなしてきた。
学校へ行き、結婚もし、子供ももうけた。そして、仕事も車の運転も普通の人と同じようにしている。
逆境を物ともせず、たくましく人生の荒波に立ち向かう彼の姿に私は本当に感動した!
先天性四肢欠損症を患うアメリカ人男性
ミシガン州デトロイトに住むライアン・ハドソン=ペラルタ(Ryan Hudson-Peralta)は、生まれながらに四肢がない、もしくは極端に短い『先天性四肢欠損症(Congenital Limb Deficiency)』を患っている。
非常に稀な疾患で、ライアンの場合は足と腕が非常に短く、手はない。
ライアンが生まれた時、医師はすぐに彼の母親のもとから彼を取り上げ連れて行った。
photo by Barcroft TV
母親が「息子をすぐに連れてきて」と医師に言うと、医師は「奥さん、あなたに話さなければならないことがあります。。。。あなたの息子さんは手足がありません。」と母親に告げたという。
そして、医師はさらに「あなたが彼を本当に育てたいか、私たちは彼をあなたに渡す前に知っておく必要があります。」と続けた。
それに対してライアンの母親は、
「何を言ってんのよ?それは私の息子よ。今すぐここに連れてきなさい!」
と言ったのだそう。
医師たちは、ライアンは決してちゃんとした仕事に就けることはないだろうし、学校に行くことも、車を運転することも、家族を持つことさえできないだろうと告げた。
ほとんど普通の人間と同じように何でもできる
photo by Barcroft TV
しかし、彼は医師が出来ないだろうと言ったそのすべてを手に入れ、達成しているのだ!
現在40歳のライアンは夫であり、2人の子供を持つ父親でもあり、やる気を起こさせる演説家でもある。
身長が107cmしかない彼だが、車の運転も階段の上り下りも1人でできる。
加えて、非常に有能なUIデザイナー(ユーザー・インターフェース・デザイナー)でもあり、フルタイムで働いている。
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とにかく、ほとんど普通の大人の人間として生活をしているのだ!
そしてライアンは、州をまたいで自分と同じ先天性四肢欠損症を持つ子供たちの元を訪れ、一緒に時間を過ごしたりして彼らを励まし、元気づけているという(*´艸`)
超ポジティブシンキングなライアンの姿
そんなスーパーなポジティブマインドなライアンにあなたも魅了されるかもしれないぞ!↓
最後にライアンの言葉を書いておく◎↓
「僕はいつも色んな人から様々な質問をされるんだ。
どうやって運転するのか?どうやって食べるのか?どうやって子供を作ったのか?どうやってトイレをするのか?
みんな「色々と大変でしょ?イライラしてこない?」みたいなことを言ってくる。
手足がない生活で一番大変なことは、みんなが僕を手足のない人として見てくることなんだ。
僕は誰かにそんな風に僕を見て欲しくはない。
それよりも僕を友達として同僚として、もしくはスゴいスニーカー・コレクションを持っているちょっとイカした男として見て欲しいんだ。」
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なかなかこれほどまでにポジティブでたくましい考え方を持つことは大変なこと。しかしこのマインドがあったからこそ、ライアンは多くの事を自分一人でできるようになり、立派に人生を歩んでいるのだろう。
もし、あなたもくよくよと落ち込むことがあるなら、ライアンのことを少し思い出してみるといいかもしれない。
きっと素敵な力を分けてもらえるだろう(´д`)