フィリピン航空の国内線で、粉ミルクを切らして困っていた母親の代わりに、自分の母乳を与えたフィリピン人女性フライトアテンダントが話題となっています!
乗客のためにできる限りのサービスをする客室乗務員の姿に感動だ( ´▽`)
乗客の赤ちゃんに自らの母乳を与えたCA!
photo by Patrisha Organo
2018年11月6日、フィリピン航空の国内線の搭乗していたフィリピン人女性のパトリシャ・オルガノさん(Patrisha Organo / 24歳)。
早朝便の離陸直後、機内で泣き止まない赤ん坊の声が響き渡ります。
気になったパトリシャさんは、客席へ向かったところ、泣き止まない赤ん坊に手を焼いている母親がおり、パトリシャさんは「赤ちゃん、どうやらお腹が減っているようですね。ミルクを与えてみてはいかがですか?」とその母親に提案します。
しかし、母親は、早朝の便に乗るために、前日の午後9時から空港で過ごしており、そのため粉ミルクを切らしてしまったとパトリシャさんに話しました。
当然のことながら、機内に粉ミルクの予備は置いていません。
悩むパトリシャさん。しかし、このままお腹を空かせた赤ん坊を放っておくわけにはいきません。選択肢はただ1つ・・・・・・自分の母乳を与えること!
彼女にも、生後9ヶ月になる娘がいたので、その赤ん坊にミルクをあげることができたのです◎
photo by Patrisha Organo
すぐに彼女は、客室乗務員用の控え室へその赤ん坊を連れて行き、母乳を与えてやりました。すると、満腹になった赤ん坊はすぐに大人しくなり、静かに眠りについたそうです◎
photo by Patrisha Organo
パトリシャさんは、同じ赤ん坊を持つ母親として困っていた母親の気持ちがよく分かると話します。
「私は、飛行機内で赤ちゃんを持つ母親たちがどんな経験をするかを知っています。同じ母親として、それがどれほどのストレスになるのかも理解しています。
空腹の子供に何も食べさせてあげられないときの無力感は、本当につらいものです。私は客室乗務員として、そして一人の母親として当然のことをやったまでです」
photo by Patrisha Organo
彼女の行動は、Facebookで瞬く間に広がり、今では17万いいね!が押され、4万回近くものシェアがされています!
飛行機や電車内などで赤ん坊が泣くことはよくあることですが、未だにそれを理解できず、我慢できない人も少なからずいるようです。
「子供が泣いてるんだから、せめて泣き止ませようと努力するべきだ」なんて意見も耳にしたことがあります。
しかし、母親の苦労を知れば、そんなことは1ミリも言えないはずです。子育てというのは、生半可な大変さではありません。泣き止ませようとする気力さえなくなることもあると思います。
多くの人々が、母親たちのことをそのように理解し、温かい目で見守っていければなと思います(´。`)
Reference : METRO | MANILA BULLETIN