実は、あの村上春樹の短編小説・英語版がアメリカの文芸誌『ザ・ニューヨーカー[The New Yorker]』のウェブサイトでたくさん無料公開されています!
英語学習者はもちろんのこと、小説好きな人も是非利用してもらいたい!
記事の最後にリンクを貼っておくのでチェックしてみてね◎
村上春樹について
photo by badische-zeitung.de
「村上春樹」と言えば、世界的に有名な日本人小説家で、おそらく多くの日本人の方々はご存じでしょう。毎年、日本で一番ノーベル文学賞に近い小説家として注目され続けていますが、なかなか彼の元にその栄光がもたらされていませんね。
推測ではありますが、村上春樹氏自身はノーベル賞を取れようが取れまいが、そんなことは気にしていないのではないかと思います。
作家としてあれほどの大家の人物が、賞などに執着しているとは思えないからです。
純粋な創作活動。それが村上氏の考えていることのような気がします。
個人的な話をすると、私は村上春樹氏の本はだいたい読んでいます。いくつかのエッセイ本や翻訳本を除いて、すべて手に取ってきました。
かといって特にファンでもハルキストでもありません。単に優れた、そして類い希な作家として好んで読んでいるだけです。
photo by pinterest.com
村上氏については色んな意見はあるとは思いますが、間違いなくオリジナルな文体を持つ希有な作家だということは言えるでしょう。
そんな氏の語り口を「巧妙に仕組まれたトリックだ」、「ペテン師だ」と非難する人もいるようですが、私は好きです。
もちろん全部の作品が好きというわけではありませんが、どんな作品にも見るべきところはあります。そして、いくつかの作品はもう一度読みたくなります。
そうやって、何作品かはこれまで何度も読み直してきました。(両手で数え切れないくらい)
photo by bookoblivion.com
村上氏も作品の中で何度も言っています。
「みんなにいい顔はできない」
と。おそらくどんな芸術でも、すべての人が認める作品というものを作り出すことは不可能でしょう。
とにかく村上春樹氏の作品は人の心に何らかの温もりを、そして痺れにも似た鮮烈さを私たちに与えてくれます。
・・・・・・
・・・・・・と、なんだか新興宗教の案内文みたいな雰囲気になってきましたね(笑)
前置きはこのくらいにしておいて、村上春樹の英語版・短編小説が無料で公開されていることについて話していきましょう!
村上春樹の英語版短編小説が無料公開
photo by 99designs.com
1925年2月に創刊した文芸誌『ザ・ニューヨーカー(The New Yorker)』。これまで数々の有名な、そして選りすぐられた小説家や詩人、エッセイストたちがそこに名前を連ねてきました。
そんな老舗有名文芸誌に村上春樹氏の短編小説・英語版が大量に公開されているのです!
作品リストは、
・クリーム
・木野
・シェエラザード
・イエスタデイ
・恋するザムザ
・UFOが釧路に降りる
・品川猿
・どこであれそれが見つかりそうな場所で
・ハンティング・ナイフ
・氷男
・トニー滝谷
・貧乏な叔母さんの話
・蜂蜜パイ
・人喰い猫
・納屋を焼く
などなど。これでも3分の1ほどしか上げていません。
この中で私のオススメは、『トニー滝谷(Tony Takitani)』『蜂蜜パイ(Honey Pie)』『納屋を焼く(Barn Burning)』ですね。
どれも短編にしてはしっかりとしたストーリーの骨組みがあって、非常に読みやすいです◎
加えて、一番最近掲載されてたエッセイ文は英語でしか読むことができませんよ(´д`)
英語学習をする上で重要なのは、色んなコンテンツで英語を文字通り体の中に取り込むことですが、今回紹介するものはその一つとして役に立つかもしれません!
もちろん読み物として楽しみたい方にもオススメです!
ザ・ニューヨーカーの村上春樹へのリンクは下からどうぞ( ̄^ ̄)ゞ↓
More info : The New Yorker