ワラウクルミ

銃社会アメリカで「スマホ型拳銃」が販売開始。犯罪者の悪用が懸念される

銃社会アメリカで「スマホ型拳銃」が販売開始

銃大国アメリカで、また一つ、人々を危険におとしめるような拳銃が発売されました。

それが、スマートフォンのような見た目のコンパクトな拳銃だというのです。

日本人の私からすると本当に信じられないような代物ですが、どうやら合衆国政府からこの拳銃に対しての販売認可はすでにおりているようです。

今回は、アメリカの新ジャンルの拳銃「スマホ型拳銃」についてご紹介します。

thumbnail photo by Ideal Conceal

スマホ型拳銃『Ideal Conceal』とは?

photo by IDEAL CONCEAL

このスマホ型拳銃『Ideal Conceal』のサイズは、Galaxy S7にハードケースを取り付けたのと同じくらいです。2連式のデリンジャーであり、弾は9mmの.380ACP弾を使用します。

グリップは折りたたみ式になっており、使用時はグリップを引き出します。リロードする時は、拳銃上部のストッパーをスライドして開くことで、2発の弾を装填できるようになっています。

スマホのカメラのようなデザインもほどこされているように見えます。腰に引っかけることが出来るストラップホルダーも付属。

スマホ型拳銃の設計者で『Ideal Conceal』のCEOであるカーク・ジェルバーグ氏(Kirk Kjellberg)は、この拳銃を開発したことについて次のように語っています。

photo by IDEAL CONCEAL

「ある日、私が家族とレストランへ食事に行ったとき、私の腰に差していた拳銃を周囲の人たちが変な目で見てきました。それでちょっとした騒ぎになって、とても気まずい思いをしたのです」

「こんなことにならないために何かいい方法はないものか、と悩んだ結果、見た目があからさまに拳銃に見えないこの『Ideal Conceal』を考え出したのです」

「これなら周囲の人に不快感を与えることなく、自らの身を守ることが出来ます」

犯罪者の悪用や無実の人への危険性

photo by IDEAL CONCEAL

このスマホ型拳銃は、アメリカの熱心な銃愛好家たちからは称賛されている一方で、簡単に隠し持つことが出来ることで市民をさらなる危険におとしめると断固否定する人々も多いのが現状です。

空港などのセキュリティーチェックをすり抜けたり、犯罪者たちがさりげなく所持することも可能かもしれません。

photo by IDEAL CONCEAL

Ideal Concealは、パーツから製造まで100%アメリカ製で、2018年8月現在、ウィスコンシン州、ミネソタ州、アイオワ州、ネブラスカ州など、アメリカ中央北部周辺の銃販売業者から購入することが出来るようです。

スマホ型拳銃『Ideal Conceal』の価格は、1丁575ドル(約5万7,500円)。

リス氏

リス氏
俺としてはめちゃくちゃ安いように思う(=_=)iPhoneと同じくらいの値段で買えるわけだから。

photo by IDEAL CONCEAL

2017年1月時点で1万2,000人分の予約が入っていたようで、これらの人々はおそらくすでに購入済みだと思われます。

もし、このスマホ型拳銃が大規模に流通するようなことになれば、拳銃を普段は持たない人にまで危険が及ぶかもしれないのです。

photo by IDEAL CONCEAL

ご存じのように、アメリカの警察は、銃器を使用しようと思われる人への発砲は許可されています。もし、このスマホ型拳銃が一般化してしまったら、自分のスマホに手を伸ばしただけで、無実の人が銃弾に倒れてしまうことにもなりかねません。

ワラウクルミ

ワラウクルミ
アメリカ人の半数は、銃に対して否定的なんだ。すべては全米ライフル協会が悪い!

購入者のバックグラウンドはチェック

ジェルバーグ氏は、以前出演したFOX NEWSの中でアナウンサーからのいくつかの質問のこう答えています。

「なぜこのようなスマートフォンのような拳銃を作ったのですか?」

「Ideal Concealはあくまで高い携帯性を持つ拳銃であり、特にスマートフォンに似せたつもりはありません」

リス氏

リス氏
いやいや、あなた紹介ビデオとかで思いっきり「THE CELLPHONE PISTOL」って書いてたよね(-_-;)

「空港などでのセキュリティチェックをくぐり抜けてしまう懸念はありませんか?」

「Ideal Concealはトリガー、撃鉄、銃身などがあるれっきとした拳銃なので、セキュリティチェックをかいくぐろうとする者たちが策を講じるのは、他の銃でも同じ問題だと思います」

「ターゲットユーザーはどのような人たちですか?」

「Ideal Concealは、スーツやドレスを着た人でも携帯することが可能なので、そういった方たちも購入者になり得ます。販売に際しては、当然一般的な銃と同様、購入者のバックグラウンドチェックを行います」

ジェルバーグ氏は、また、Ideal Concealはあくまでも2発だけ発射できるデリンジャーであり、自己防衛のためだけに作られているとも説明しています。

『Ideal Conceal』の販売サイトでは、「子供や銃の使用許可のない人間からは遠ざけること」など注意事項や詳細も記載されています。

『Ideal Conceal』の説明動画とまとめ

銃による防衛が認められているアメリカだからこそ、こういった拳銃が生み出され、ある一定の客層から必要性を求められています。

そして、亡くなるべきではなかった人たちが銃弾に倒れて行ってしまうのです・・・・・・。

いつになったらアメリカは、この負の連鎖を止めることが出来るのでしょうか?

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