2019年3月15日、ニュージーランド南部クライストチャーチのイスラム教の礼拝所(モスク)で50人が犠牲になった銃乱射事件。
その事件に絡み、翌16日、イスラム教徒に差別的な声明を出したオーストラリアの上院議員に抗議する少年が、その議員の頭になんと生卵をぶつけたというのです!
ニュージーランド、モスク銃乱射事件
オーストラリア人ブレントン・タラント容疑者(28)は、15日、ニュージーランド南部クライストチャーチにあるイスラム教の礼拝堂2ヶ所を銃を持って襲撃。
礼拝中の人々を銃撃する様子を、頭に装着したGoPro(小型モバイルカメラ)で撮影し、その模様をFacebookでライブ配信していました。
その動画は一時、YouTubeやTwitter、radditなどネット上で拡散されましたが、その後、アカウントや動画はすべて閉鎖・削除されています。
タラント容疑者は逮捕されましたが、この銃乱射事件で現在、50人もの人々が死亡し、34名の負傷者のうち、12人は未だ集中治療室での治療を続けています。
差別発言をした議員に生卵をぶつけた少年
そんな中、あるニュージーランド上院議員の声明が話題となった。
その声明を出したのはフレーザー・アニング上院議員で、銃乱射事件の直後に、
「事件の本当の原因は、イスラム教の狂信者を受け入れたニュージーランドの移民政策にある。彼らこそが信仰の名のもとに人を殺している犯人だ。」
とイスラム教徒に対する差別的な声明を発表。当然この声明を発表後、アニング上院議員は世界中から激しく批判されていました。
そして、銃乱射事件から一夜明けた16日、アニング議員がメルボルンでメディアのインタビューを受けていたところ、議員の後ろにいた17歳の白人少年が、突然、議員の後頭部に生卵をぶつけたのです!
議員は、すぐさま少年の右頬に平手打ちを2発浴びせて反撃。少年はその場で取り押さえられました。
その様子がこちら。↓
少年は警察に逮捕されましたが、その後すぐに釈放されています。
少年がアニング議員の頭に生卵をぶつけたこの映像は、広く拡散され、少年の行動はネット上で英雄視される騒ぎとなりました。
ネット上では、少年の行動には賛成できないものの、アニング議員の声明は放置できないとして、少年の行動に対して共感を示すコメントが数多く寄せられています。
アメリカのトランプ大統領もそうですが、利己主義的で極右的な発言を国を代表する議員たちが発言することは、本当に許しがたい(-_-;)
関連記事も読んでみてね!↓