ワラウクルミ

カラフルでちょい危険なインド『ホーリー祭』の時期や場所、注意点のまとめ!

インドのカラーパウダー祭り「ホーリー祭」

インドで毎年行われているヒンドゥー教のお祭り『ホーリー祭』をみなさんご存じでしょうか?この祭りでは、カラーパウダーや色のついた水を人々がかけあって祝います!

元々は、豊作祈願のお祭りでしたが、徐々に地方の習慣や悪魔祓い、神話などが混じり合って、現在は春を迎える祭りとなっています。

色にまみれてとても楽しいイベントですが、非常に危険な祭りでもありますf^_^;)

今回は、『ホーリー祭』の時期や開催地、注意点やその歴史などを一緒に確認していきましょう!

thumbnail photo by Steven Gerner

国籍や宗教関係なく色をつけ合って騒ぐ祭

photo by Mahatma4711

カラーパウダーをつけ合うこの『ホーリー祭(Holi)』ですが、インド以外でもネパール、スリランカ、インドネシアなどヒンドゥー教徒が一定数住んでいる地域で行われているようです。しかし、やはり一番有名なのはインドのホーリー祭です。

インドには紀元前1500年頃から『カースト』という独自の社会身分制度があり、上から「バラモン」「クシャトリヤ」「ヴァイシャ」「シュードラ」という4つの階級が存在します。

さらに階級に属していない「アチュート」という人々もおり、彼らは普段、差別の対象となっているのです。

そして、インドの差別という面では、未だに「男尊女卑」の意識が根強く残っており、男女の格差も大きい国でもあります。

photo by Ramakrishna Math and Ramakrishna Mission Belur Math

1950年に制定されたインド憲法17条により、カースト制度を事実上撤廃したことにはなっているのですが、古来より続く慣習のため、今なおインドという国の根底に根深く残っていると言われています。

しかし、『ホーリー祭』の時だけは特別!これらの階級や性別、年齢、宗教関係なく、「無礼講万歳!」と言わんばかりに誰もが騒ぎ狂います!

なので『ホーリー祭』とは、ただお互いに色をつけ合う祭ではなく、インドのヒンドゥー教徒の人たちが日頃の閉塞感から解放され、踊り騒ぎ、溜まったうっぷんを晴らすイベントでもあるのです。

ホーリー祭で使用されるカラーパウダーは、直接人にふりかけたり、少し水をつけてべっとりと顔に塗ったり、水と混ぜて水鉄砲を使って相手にかけて騒ぎます◎

ホーリー祭で使われる伝統的なカラーパウダーの色は、赤や黄、そして緑です。赤は血や炎を表し、黄は尿や糞を、そして緑は豊かな自然を表します。

『ホーリー祭』の開催地やアクセス

photo by supratik chakraborty

『ホーリー祭』の主な開催場所を三つあげておきます◎

まず、インド・ニューデリーから陸路で3時間ほど南東へ下った所にある「ブリンダーバン(ブリンダバン)」。ここは、ヒンドゥー教の聖地でクリシュナの生誕地としても有名です。

そして、ブリンダーバンから少し南東に行ったところにあるヒンドゥー教7大聖地の「マトゥラー」。この2ヶ所は、世界遺産「タージ・マハル」のあるアーグラに近いので観光的立地としても最適◎

そして、さらにマトゥラーから南東に行った所にある「ヴァーラーナシー(バラナシ)」。ヒンドゥー教7大聖地の一つでもあるこの町は、「死に出の地」とも呼ばれ、インド各地からの死体を燃やす火葬場があります。

あっ、くれぐれも火葬場を撮影しないように!写真撮影は厳格に禁止されていますよ。

photo by World Festival

ヴァーラーナシーの側にはあまり綺麗とは言えないガンジス川も流れています。ヴァーラーナシーへは、ニューデリーから飛行機で1時間半で、列車の場合は寝台列車で15時間ほどです。

それぞれの場所へは直行便が出ていないので、日本からならまずは成田空港からニューデリーまでの直行便に乗り、あとは陸路で移動して下さい。

航空会社はインドのエア・インディア、もしくは日本航空か全日空となります。ニューデリーまでのフライト所要時間は約9時間です。

近年では、外国人観光客の参加者も増え、日本からも『ホーリー祭』に参加するためのツアーも用意されていたりします。

もちろん、『ホーリー祭』への参加は無料です◎

『ホーリー祭』の開催日

photo by Harsha K R

ホーリー祭が開催されるのは、インドの暦の11月の満月の日。つまり私たちが普段使っている一般的な暦(太陽暦)では、3月頃2019年は、3月20日・21日となっているようです◎

実際、祭りの一週間前から、街はお祭りムード全開。街の至るところでカラーパウダーや水鉄砲が販売されています。

2日間開催されているホーリー祭の一日目は、焚火で悪霊を払い、2日目にカラーパウダーや水が飛び交います。

当日は、朝8時頃から昼の2時頃が、祭りの盛り上がる時間帯ですが、早朝から夜遅くまで人々の興奮状態は続くようです。

ホーリー祭では、どんな人でも関係なくお互いにカラフルな粉や水をつけ合い、かけ合い「ハッピーホーリー」と言って祝います。街中に軽快な音楽が鳴り、みんなで踊って騒ぎまくります!

『ホーリー祭』の注意点

photo by Steven dosRemedios

早めに現地入り。ホテルも早めにとっておこう

『ホーリー祭』には世界各国からたくさんの人がやってきます。当日を充分に楽しむ為にも、宿泊施設の確保を事前に済ませておきましょう!

3日ほど前に現地入りしておくと、祭りの事前情報などを仕入れることができるため非常におすすめです!

当日、公共交通機関や店は休み

加えて、当日はバスやタクシー、お店などほとんどが休みなので、移動や食料などの買い物を考えている人は、祭り前に済ませておきましょう。

リス氏

リス氏
カラーパウダーや水鉄砲も早めに買っていた方がいいぞ!

どんな状況でも粉や水をかけられる

例え荷物をたくさん持っていても、とにかく色粉や水をかけられまくるので、当日の移動は控えて下さい。もしかけられても、決して文句は言わないように!

どんなときでも、当日は「ハッピーホーリー!」ですよ◎

服は古着を着ていきましょう

服は、当然捨ててもいいものを着ていきましょう!カラーパウダーの着色力は結構強いので、着ていた服はまず使い物になりません(笑)男性は、服を破かれる可能性もあります。

ワラウクルミ

ワラウクルミ
白のコットンのTシャツを持って行けば、色んな色に染まって綺麗かもね◎

photo by Steven Gerner

女性への暴行や性犯罪に注意!

そして、何よりも気をつけたいのが女性への暴行や性犯罪です!絶対に、女性は少人数で行動しないで下さい!インドの男性たちは、性欲が有り余っているのか(笑)、あからさまに女性の体を触ろうとします。

参加した女性たちのほとんどが、胸やお尻を触られたと報告しています。当然ながら、男性とのハグも危険なのでしないで下さいね!

誘拐なども報告されているため、ホーリー祭りに参加する際には集団行動が望ましいでしょう。

カラーパウダーには化学染料が含まれていることもある

カラーパウダーは、昔は自然由来で肌にいいものだけを使用していたのですが、最近では「グラール」と呼ばれる化学染料粉や、泡が出るスプレーなどが使用されることも多く、健康被害が報告されることもあるようです。

そのため気になる方は、参加する時間を短時間にしてすぐ洗い落としたりする工夫をしたほうが良いでしょう。

インドの朝は意外と寒い

早朝からホーリー祭に参加するのであれば、ちょっと覚悟がいるかもしれません(笑)なぜなら、インドの3月の気温は15度〜30度と、朝は結構寒いです。

そこに容赦なく水をバシャバシャかけられたら・・・・・・想像はできますよねf^_^;)

参加者の中には、祭り後にばっちり風邪をひいてしまった人もいるみたいなので、早朝は100円均一の雨合羽でも持って行くのもいいかもしれませんね。

『ホーリー祭』の歴史

photo by Steven dosRemedios

ホーリーの語源は、ホーリカー(Holika)という女性だとする説がもっとも有力のようです。簡単にかいつまんで話していきましょう。

インド神話の中で彼女の父・ヒラニヤカシプは、王である自分自身を神だと過信する傲慢な性格の持ち主でした。

しかし、彼の息子・プラフラーダは、「ヴィシュヌ神」を信仰しており、ヒラニヤカシプは自分を神だと考えていない息子を抹殺しようとあの手この手を試します。ですが、プラフラーダはいつもヴィシュヌ神に守られており、無傷のままでした。

そして、ヒラニヤカシプが考えた最後の手段が、ヴィシュヌ神から炎に焼かれることがない力を持っていた娘・ホーリカーを利用することでした。

photo by supratik chakraborty

父王は、ホーリカーに息子を抱いて火の中に入ることを強要し、2人は火の中へ。しかし、焼け死んだのはホーリカーだけで、息子はまたもや無傷のままでした。

息子・プラフラーダは、ヴィシュヌ神の加護を受けただけでなく、実はホーリカーが甥に、普段は自分が着ていた「炎に焼かれることを防ぐショール」をかぶせて守ったといわれています。

自分を犠牲にしたホーリカーをしのび、その年の収穫物を燃やした灰を振りかけあったのがホーリー祭の前身の一説なようです。

しかしながら、ホーリカーは逆に自らに与えられた燃えない体という恩恵を利用して、プラフラーダを焼き殺そうとしたために神の怒りに触れ、炎に焼かれたという説もあります。

他にも色々な説や神話が混在しているので、はっきりこれが始まりというのは難しいですね(笑)

まとめ

ホーリー祭は、インド神話を信仰したヒンドゥー教のお祭りで、普段カーストでの差別から解き放たれる意味合いもあり、インド人にとっては大事なイベントです。

今回話した注意点や歴史などを踏まえつつ、地元の人たちとホーリー祭を楽しんでもらえればなと思います!!Happy Holi!!!!

ワラウクルミの記事が気に入ったら
いいね!してね☆↓最新記事が届くよ◎

Twitter で
                              

    この記事のいいね!やシェアはこちら☆

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

気軽にコメントしてね♫(名前やメアドは別に記入しなくてもOK)

関連記事はこちらw(*゚ロ゚*)w

a skater boy

渡米前に知っておきたいアメリカの車での注意点や交通ルール!

スペイン「ラ・トマティーナ」がカオスすぎる

スペインのトマト投げ祭り「ラ・トマティーナ」があまりにカオス過ぎ!

アルビノのアフリカ系女性

タンザニアで相次ぐ『アルビノ狩り』。アルビノとはいったい?

見返りを求めないGive&Giveのアートイベント「バーニング・マン」

見返りを求めないGive&Giveのアートイベント「バーニング・マン」とは?

seattle

ワシントン州・シアトルの歴史やおすすめの観光地をご紹介!

キルギス共和国で続く風習「誘拐婚」

女性を誘拐して強制的に結婚?キルギス共和国で続く風習「誘拐婚」とは?

新潟市で稲わら芸術を展示する「わらアートまつり」に行ってみたくなった!

タイの異色な純白寺院「ワット・ロンクン」の美しさと地獄絵図の彫像群

タイの異色な純白寺院「ワット・ロンクン」の美しさと地獄絵図の彫像群

peace-sign

あなたの知らないピースサインの由来と注意点をご紹介します!

ペルーでエイリアン発見か?

3本指の手足をもつエイリアンのようなミイラがペルーで発見される!

まさにドラクエ!フィンランドのある島がちいさなメダルを探せる雰囲気MAX

まさにドラクエ!フィンランドのある島がちいさなメダルを探せる雰囲気MAX!

仏像の中にミイラが

仏像をCTスキャンしてみたら、1100年前に死亡した高僧のミイラが発見される

過去3000年間で大きく変化してきた『女性の理想体型』動画!美の基準とは?

過去3000年間で大きく変化してきた『女性の理想体型』動画!美の基準とは?

韓国『セウォル号沈没事故』のわかりやすい経緯と事故原因について

umbrellas

傘をあまり使わないアメリカ人と、嵐の中でも傘をさす日本人

楽しい旅行のはずが!嵐の中のクルーズ船の映像が怖ろしすぎてトラウマになりそう

楽しい旅行のはずが!嵐の中のクルーズ船の映像が怖ろしすぎてトラウマになりそう

ジャターユ

ヒンドゥー教の聖典に登場する世界最大の鳥の王の彫刻がすごい!

地下格闘技「ベアナックル・ボクシング」とは?

素手で殴り合う地下格闘技「ベアナックル・ボクシング」とは?