ワラウクルミ

白人女性を人肉嗜食し、不起訴処分になった日本人「佐川一政」

佐川一政

人が人を食べる『人肉嗜食(じんにくししょく/カニバリズム)』。完全にタブーとされるその領域に足を踏み入れ、罪を犯したにもかかわらず、刑務所に入ることなく小説家として現在も活動を続ける『佐川一政(さがわいっせい)』。

彼は、いったいどうしてそのような事件を起こすことになったのでしょう?今回は、彼の起こした事件やその後の経緯について話していこうと思います。

※初めに申しておきますが、今回はグロテスクな文章や画像が多数ありますので、苦手な方は閲覧をお控え下さい。怖いもの見たさで、興味のある方だけどうぞ。

thumbnail photo by VICE Japan

未熟児だったがすくすくと成長

1949年4月26日、佐川一政は兵庫県神戸市に未熟児として生まれました。ほとんどすべての医者がとても助からないと言うほどで、彼の両親もいつまで生きることが出来るのかと心配していたそうです。

佐川一政photo by VICE Japan

しかし、そんな心配をはねのけるように、佐川は虚弱体質だったものの順調に成長していきました。

彼の両親は、非常に人格的にも優れ、彼に対してもたくさんの愛を持って接してくれていたそうです。

若いころから内向的な性格で、読書を愛好し、ベートーベンやヘンデルなどのクラシック音楽を聴くのが好きだったようです。

さらに、志賀直哉の『暗夜行路』に影響を受けて短編小説を書いたり、武者小路実篤の自宅へ招待状も持たずに押しかけ、武者小路の書斎で一時間面談したこともあるそうです。

佐川一政photo by VICE Japan

このまま純粋な文学少年に成長していけば何の問題もなかったのですが、その後、彼の内なる欲望は少しずつ目覚め始めてしまうのです。

カニバリズムの目覚めと初めての犯罪

彼は小学生の頃に、『幼い子供を誘拐しては、鍋で煮込んで食べる魔法使い』の話を彼の祖父から何度も聞かされ、そのことから人肉を食べること、すなわち『カニバリズム』に興味を抱き始めたそうです。高校時代には、精神科医に何度もカニバリズムのことを相談したようですが、まったく取り合ってもらえなかったとのこと・・・・・・

確かにここでちゃんとした治療を受けていれば、彼の異常な欲望はコントロールすることができたかもしれないですね。しかし、現実はそうならず、彼の欲望はますます高まっていくばかりでした。

佐川一政photo by VICE Japan

佐川は、神奈川県鎌倉高等学校を卒業後、東京にある和光大学人文学部に入学します。そして、近くに住んでいた金髪のドイツ人女性の真っ白な肌に惹かれ、女性宅に無断で侵入。女性は、ほぼ裸同然のような格好で寝ていたのですが、佐川は念のために折りたたみ傘で女性の頭部を殴打し気絶させました。・・・・・・もうこの時点で完全に外道な行いです。

彼は、台所にあった包丁を使って女性のお尻を削いで食べようと思ったのですが、そこで少しためらい、女性の脇腹の肉を触ったところ、女性が目覚め、大声で悲鳴をあげて、彼はあえなく逮捕されてしまいます。
(佐川の書いた絵です。以降も何枚か添付しています↓)

佐川一政photo by VICE Japan

佐川は、強姦未遂として前科持ちにはなったものの、彼の父親が支払った示談金により、告訴はされなかったようです。

無残に殺され食べられてしまったルネ

佐川一政photo by VICE Japan

彼は、和光大学を卒業後、関西学院大学大学院・文学研究科・英文学専攻修士課程を修了し、そして1977年、28歳だった佐川はフランス・パリのパリ第3大学大学院へ入学し、比較文学の研究をすることになります。

しかし、佐川本人の頭の中には、白い肌の女性を食べること、それしかありませんでした。「とにかく女性を食べなきゃいけない」という『欲望』というよりも『義務感』に変わっていたほどだったようです。

1980年に同大学の比較文学専攻修士課程を修了後も、引き続き博士課程に在籍していた佐川。

1981年6月11日31歳になった佐川は、同大学に在籍していたオランダ人留学生のルネ・ハルテヴェルト当時25歳)に「大学の教授からドイツ語の詩の朗読をテープに吹き込む作業を頼まれたから手伝って欲しい」という話をでっち上げ、彼女を自室へ招きました。

ルネ・ハルテヴェルトphoto by VICE Japan

(パリ時代の佐川の部屋↓)

佐川一政のパリの部屋photo by VICE Japan

ルネは椅子に座り、佐川の机の上に置かれたラジカセに向かって、詩の朗読を吹き込み始めます。佐川は、ゆっくりと彼女の背後にあるファンシーケースからカービン銃を取り出し、ルネの後頭部へ向けて銃弾一発を撃ち込みました。

佐川一政photo by VICE Japan

しばらくのあいだルネは呻いていたものの、やがてその声もぴたりと止み、彼女は机に突っ伏したあと、今度は椅子ごと後ろに勢いよく倒れました。

まず佐川は、自分が裸になった後、ルネの頭部から吹き出る血を受け止めるため、タオルを敷き、彼女の服を脱がしました。そして、屍姦(しかん。死体と性交すること)し、遺体の写真を撮りました。

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

さらに、ルネをうつぶせにし、初めから一番最初はここからと決めていた右側の尻にかぶりつきました。左側は心臓に近くて、血が怖かったからだそう・・・・・・

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

しかし、思った以上に皮膚は硬く、佐川はかみ切ることができませんでした。そこで、台所から果物ナイフを持ちだし、お尻に刺そうとするのですがこれもまたなかなか思うようにいかなかったそうです。

佐川一政photo by VICE Japan

そして、急いでお店に行き、先の曲がったよく切れるナイフを購入し、再び挑戦して今度は上手く切れたそうです。初め、佐川は切ったところから彼の想像していた赤身の肉が出てくると思ったのですが、切り込んだところから黄色い皮下脂肪が出てきて、だんだん気持ちが悪くなったそうですが、そのまま食べ進めていきます。鼻や下唇を食べ・・・・・・はぁーーーー(-_-;)

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

遺体を解体し、スーツケースで森へ

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

6月のパリは暑いので、腐臭を気にした佐川は、ルネの遺体をナイフと電動肉切り機を使って解体にとりかかります。大変な思いをしながら、解体を済ませ、スーツケース2つに入れ、初めから決めていた大学近くのブローニュの森に遺棄するためにタクシーを呼びました。

佐川一政photo by VICE Japan

タクシーの運転手は、佐川の荷物を提げて「やけに重たいな。死体でも入ってんじゃないのか?」と的を射た質問を佐川にしたのですが、佐川は本が入ってるから重たいんだと言ってその質問を回避しました。

佐川一政photo by VICE Japan

佐川が、ブローニュの森に着いたとき、時間は夜の8時でした。その時期のパリの8時は昼間のように明るく、森には日光浴をしている人がたくさんいました。佐川は気が動転し、重たいスーツケースを2つ引きずったり、押しながら、水辺へと向かいました。

佐川一政photo by VICE Japan

水辺には夕焼けが浮かび、対岸には子供の手を引いた老人の姿がありました。平和なその風景を、佐川はぼうっとしながら見とれていました。その時、背後でごそごそと物音がし、大男がスーツケースを開こうとしていました。

佐川一政photo by VICE Japan

大男は佐川に、「これはお前のか?」と問いただし、佐川は反射的に「No」と答えたのです。大男は、そのままスーツケースのジッパーを開け続け、大男と一緒にいた女性と二人で中身を見て大声で「人殺しだ!!」と叫びました。佐川は何食わぬ顔でその場を立ち去ります。

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

しかし、数日後、佐川は逮捕され、犯行を自供し、彼自身やっと自分の闇を打ち明けることが出来ると胸をなで下ろしたようですが、警察は佐川を精神鑑定し、心神喪失状態での犯行と判断され、不起訴処分になりました。

彼は、フランスの警察病院へ入れられたのですが、すぐにフランスの国民から「あんな東洋のキチガイを我々の税金で養う筋はない。とっとと日本に送り返せ」という批判が相次ぎ、1984年、佐川は日本へ強制送還させられます。

なぜかマスコミの寵児に

佐川一政photo by VICE Japan

その後、精神病院である東京都立松沢病院に入院し、15ヶ月後に退院。そして、なぜか彼は有名人として多くのマスメディアや雑誌に取り上げられるようになったのです。この結果、佐川の父親は仕事を退職に追い込まれ、母親は神経症を患ってしまいました・・・・・・両親にこんな風に迷惑をかけるなんて、どう考えても間違ってる!自分から刑務所に入れるように懇願するべきだったと私は思います。

それから彼は、小説家になり、一時期は印税収入だけで月収100万円にもなったそうです。講演会やトークショーにも出演し、マスコミの寵児となりました。

1993年には、知り合ったドイツ人男性からロンダタリアという白人女性2人を紹介され、ほとんど佐川が支払いをし、共にカナダ、インド、メキシコ、アイスランドと海外旅行を楽しみました。二人は、佐川の過去を知りませんでした。

佐川一政photo by VICE Japan

二人とは特に肉体関係を持たぬまま、佐川は金蔓として利用されただけでしたが、それでも彼は満足していました。やがて、佐川の過去が露見したために絶交となってしまいます。当然ですね。

生活苦からあらゆることをし始める

そして、佐川人気も徐々に陰りを見せ、収入も減っていき、やがて生活費に困り始めます。彼は、生活費を手に入れるためあらゆる事をしました。1995年には、テリー伊東が監督をしたギャグビデオに出演したり、1回30万円のギャラでアダルトビデオに出演したりもしました。
(テリー伊藤が佐川を用いて作ったビデオの一部↓)

佐川一政photo by VICE Japan

佐川一政photo by VICE Japan

しかし、2001年頃までには仕事がほとんどなくなり、佐川はヤミ金に手を出すようになります。すべては白人女性と付き合うために、父親の財布から金を抜き取ったり、弟のチェロを売ったり、親のクレジットカードを使ったりと・・・・・・本当にとんでもないやつだ・・・・・・

2005年1月4日に佐川の父親が死去し、翌日に母親が自殺してしまいました。二人の苦しみを思うと胸が痛みます。

佐川は当時、闇金の取立てに追われて千葉県に逃げていたので、両親の死に目に会えず、社葬という理由で葬儀への出席も断られたそうです。

その後、親の遺産で借金などを返し(正しく下衆の極み)、2005年4月に公団住宅に転居しました。

佐川一政photo by VICE Japan

過去には500通ほどの履歴書を書き、会社回りをしたものの、ことごとく採用を拒否されました。一度だけ「本名で応募してくる根性が気に入った」と採用決定をした語学学校もあったようですが、職員たちの反対を受けて結局不採用となったそうです。

小説を執筆し続けているのですが、どこの出版社からも取り上げられないそうです。

2010年のインタビューでは、「もう白人女性は卒業した。今は日本人女性、特に沖縄の女性、ちゅらさんに食欲を感じます」と発言し、好きな女優に矢田亜希子、上戸彩たちを挙げています。はっきり言って、あなたの性欲なんてどうだっていいんですよ。

2013年11月、佐川は脳梗塞で倒れ、救急搬送された後、歩行困難な状態になりました。

2015年には、実弟の介護を受けつつ、年金と生活保護で暮らしていることが報じられ、最近のお気に入りの女優は滝本美織だと語りました。

まとめ

2018年、69歳となった佐川一政。彼は、2013年のインタビューで

「自分がなぜ生きているのか分かりません。死んだ方がよっぽどマシです。死だけが僕の救いです」

と語っています。

私が思うに、佐川さん。あなたはすでに、1981年6月11日にルネを殺し、屍姦し、食したときに死んでいるのではないでしょうか?ただ惰性で生きているだけです。あなたは、自分が放った小さな銃弾一発で多くの人を傷つけ苦しめたと言います。

でも実際、あなたは自分がしてしまったことに対してまったく後悔していませんよね?本当にとんでもない話です。ルネの時間は25歳の時に停止し、あなたはこの世界で呼吸し、食べ物を食べ、排泄し、眠り、朝を迎えることが出来る。自分で命を絶つことが出来ないのに、ビデオカメラの前で死んだ方がマシだというのは、あなたが殺めたルネに対して失礼だとは思いませんか?そもそも、インタビューなんて受けるべきではないと私は思います。

この世にいるのであれば、静かに生きて下さい・・・・・・

最後に感情が爆発してしまいました。すいません。しかしながら、今回この記事を書いていて何度も手を止めてため息をつき、首を横に振らなくてはなりませんでした。あんな事件を起こしておきながら、なぜ刑務所に入っていないのか?日本の司法制度にも疑問を感じざるを得ません。

結局、今回は最後まで自分の心がもやもやしたまま終わりそうです。無残に殺されてしまったルネ・ハルテヴェルトには、心からご冥福をお祈りいたします。

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