2月10日、イタリア・サルデーニャ島の高速道路に酪農家たちが集い、自ら生産した牛乳・羊乳を道路上にひっくり返すという抗議活動があった。
その量は数千リットルにも上ったという!
彼ら生産者の訴えがイタリア行政に届くのか?
牛乳を道路上へぶちまける抗議活動
現在、牛乳・羊乳の価格は昨年の85c / Lから60c / Lにまで大幅に下がっており、酪農家たちの生活を圧迫しています。
酪農専門誌によると、この牛乳・羊乳の価格下落は、イタリアで人気のペコリーノロマーノチーズの価格下落が関係しているとみています。
酪農家たちは、牛乳・羊乳の価値として少なくとも70c / Lの価格を要求。
抗議者たちは、「こんな安い価格で売るくらいなら、むしろ捨てた方がよっぽどマシだ」というスローガンを掲げ、
「すべての酪農家は、平均で11人の従業員を抱えています。私たちは奴隷ではない!」
と訴えているのです。
すごい光景だな(=_=)
滝のようにひっくり返される牛乳は、彼ら生産者にとっては血と同じほど重要なものでしょう。それを抗議のためにやむを得ずひっくり返さなくてはいけないのを見ていると、胸が痛くなりますね。
農作物や果物、その他の生産者が作る生産物は、その価格変動がダイレクトに生産者に反映されます。多くの生産者は収穫量が限られているからです。
自分たちが丹精込めて作った製品を道路上にぶちまけるなんて。。。日本でここまでの抗議活動をする人はなかなかいないよな。
それだけ彼らにとって価格低下は深刻だってことだよ。
酪農家たちの抗議がしっかりイタリア行政に届くといいですねぇ。