日本人にとって、通りにパチンコ店が立ち並んでいる光景はごく普通ですよね。パチンコ店は、コンビニほどではないにしろたいていどこの街角でもあります。
でも、それが海外からすると異常な光景ということを考えてみたことはありますか?
今回は日本のパチンコの簡単な歴史に加え、パチンコ産業がもたらす税収や海外から見たパチンコについて話していきましょう◎
日本のパチンコの歴史
photo by Abroad in Japan
まずはパチンコの歴史について軽く話していきましょう!
20世紀初頭、シカゴでパチンコの元となった『ピンボールマシン(またの名をコリンスゲーム[corinth game])』が発明されます。そして、1925年頃に日本に輸入。
駄菓子屋などに置かれるようになったピンボールマシンは、そのはじく音から『パチパチ』と呼ばれるようになります。
そして、1930年代には現代のパチンコ台のように壁に立てかけたようなウォールマシンとなり、爆発的な人気となりました。
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しかし、日中戦争が勃発し、戦時特例法によりパチンコ店の新規開店が禁止となり、1942年には戦時体制により、パチンコは不要不急産業として全面禁止。パチンコ店は閉店され、パチンコ台は処分され、武器や戦闘機の材料とされてしまいます。
そして、第二次世界大戦終戦後、再びパチンコ営業が徐々に許可され始め、現在のパチンコ産業が築かれていったのです。
パチンコ店が減少するもGDPの4%はパチンコ
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そのようにして日本に深く根付いていたパチンコ産業ですが、昨今では減少傾向にあります。地方に住んでいる人なら分かるかもしれませんが、景気の悪いパチンコ店はどんどん閉店に追い込まれています。
好景気の頃は、約1万8千店舗もあったパチンコ店は、今では9千店舗ほどまで減少してます。
帝国データバンクの調べによると、パチンコホール経営業者1892社パチンコ産業の売上高に関しては、2014年には19兆5090億円だったのが、15年は18兆5120億円に。
さらに2016年には17兆6803億円、17年は16兆4928億円、そして18年は15兆8438億円と4年連続の減少となっています。
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1996年頃のピーク時には30兆円市場ともいわれたパチンコ業界ですが、もはやその面影はありません。
それでも、日本の国内総生産(GDP)の約3〜4%をパチンコ産業の売上げが占めていることを考えると、まだまだ日本にとってギャンブル産業は必要不可欠、伸びしろがある業界と言えるのかもしれません。
・・・・・・もちろん税収という面で考えればの話ですがf^_^;)
海外から見た日本のパチンコ依存の異常さについて
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海外と言っても、韓国や台湾、グアム・ハワイには日本と同じようにパチンコ店があります。
しかし、私の住むアメリカでは日本のパチンコ店の様に気軽にギャンブルできる場所は存在しませんし、法律で厳しく取り締まられています。
合法的にギャンブルができるのはカジノのみ。そのカジノ店もあまり存在しません。
とにかく私が言いたいのは海外から見た、日本のパチンコ依存は異常だということです。1つ前の所でも行ったように、国内総生産の約4%をパチンコ産業が売り上げているなんてものすごい話です。
これはもう「パチンコは日本の文化の1つ」と言っても過言ではないでしょうね〜。
こちらの動画で、イギリス人男性が日本のパチンコについて面白く語っています◎↓
思ってみれば確かに、日本人は「おみくじ」や「くじびき」のように『運試しをする』という文化的習慣が根付いていますよね。その習慣がパチンコに依存してしまう1つの大きな理由と言えるかもしれません。
日本人は、日々の生活の中でちょっとした幸運を求めてギャンブルをしたくなるのかもな〜。
私自身のギャンブル経験と言えば、大学生の頃にスロットを二度ほどやったことがあります。その時は、アルバイトで二桁も稼げないときに2万円をすって最悪の気分になったことを今でも覚えていますw
それ以来、パチンコ店には足を踏み入れていませんね(-_-;)
あなたはどんなギャンブルライフを送っているでしょうか?
くれぐれも人生を破滅させるような遊び方をしないように心がけて欲しいですね〜。