「子供を車に放置」というのは日本でもよく聞くが、今回紹介するアメリカ人の女性は自分がネイルをしてもらうために子供を車の中に放置したというのだ。
どうしてそんなことができるのか?
女性はもちろん逮捕される。
今回はそんな最低な母親の逮捕映像と、アメリカの児童虐待に対しての法律にも簡単に触れていく。
ネイルのために車に子供を放置した母親
ワラウクルミでお馴染みとなっているアメリカ警察のYouTubeチャンネル『Live PD』。今回紹介するのは、本当にとんでもなく最低な母親についてだ。
場所はサウス・カロライナ州リッチランド群。
警察官が通報を受けて小売店が建ち並ぶモールの駐車場に駆けつけると、1台の青い乗用車の中に5歳程度の少年が一人取り残されていた。外気温は30度以上の猛暑。そんな気温だったら車の中は・・・・・・。
photo by A&E
警察官が、近くにある店舗へ車の持ち主を探しているとすぐに見つかる。
なんと、車に放置されていた少年の母親は、
ネイルサロンでネイル中だったのだ!
女性は警察官と話ながら必死に言い訳をしようとするが、結局逮捕となる・・・・・・当然のことながら。
その一部始終をまずはご覧頂こう。↓
母親に犯した罪をしっかり理解させる警察官
英語が苦手な人のために、簡単に母親と警察官の会話を解説する。
母親は、突然警察官が自分を探して来たことに対して何一つ身に覚えがない感じだった。女性を外に連れ出し、警察官はこう問いかける。
「なぜあなたが今こうして呼ばれて私と話しているのか、理解できますか?
誰かが、窓ガラスを引き下ろした車の中に子供が取り残されていると言うことを通報してきたんです。
それがどれほど深刻なことか分かりますか?」
しかし母親は「いいえ」と言った後で、
「ここから(ネイルされていた椅子の位置から)自分の子供が見えてたわ」
と豪語。
photo by A&E
それに対して警察官は徐々に彼女を叱り始める。
「色んなことが起こりえます。あなたの保護・管理がないことで彼は誰かに傷つけられていたかもしれないですし、誘拐されていたかもしれない。
しかも、外は30度以上の猛暑ですよ?
あなたは何も知らなかったでしょ?あなたはあんなところから何も見えなかったはずだ!」
そうして彼女は手錠をかけられる。どれだけ自分が大変なことをしてしまったのか、この母親もこれで身にしみたはずだ。
アメリカでは14歳くらいでも一人にしてはいけない
過去の記事でも、アメリカでの児童虐待の法律について少し触れたが、↓
もう一度、改めて話していこう。
州によって法律が違うのだが、アメリカではだいたい14歳くらいまでの子供は、家に1人で留守番、もしくは今回の事件の様に車の中に1人にしてはいけないのだ!
もしそれを冒した場合、『児童虐待の罪』で逮捕されてしまう。(州によって最低年齢が8歳や12歳であったり、そもそもその法律を導入していない州もある。)

「ちょっと買い物に行くから」「ちょっとした用事があるから」と、1分でも1人にさせて警察に見つかれば、上の母親のようにその場で現行犯逮捕となる。
最悪の場合、子供から引き離されてしまうこともあるのだ。
日本でも「親がパチンコをしていて子供を車に放置していた」というような事件を毎年何件か耳にする。
自分が苦労して生んだかけがえのない命を、どうしてそんな風に扱うことができるのか?どうやっても私には理解ができそうにない。