オーストラリアのシンボル的動物である『カンガルー』。もしかするといくらかの人々はカンガルーが「可愛い」という考え方を持っているかもしれないが、こやつ・・・・・・意外と凶暴なのだf^_^;)
そんなカンガルーに愛犬が捕らえられ、それを助けるためにカンガルーに強烈なパンチをお見舞いした男性。
果たして彼の行動は正しかったのか、議論が分かれている。
カンガルーにパンチを食らわせた豪人男性
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ダボ近くにある『タロンガ・ウェスタン・プレイン動物園(Taronga Western Plains Zoo)』で象の管理・飼育員をしていたグレイグ・トンキンズ(Greig Tonkins)。
グレイグは、自分の愛犬がカンガルーに捕らえられているのを見て、側に駆け寄り、カンガルーと立ち向かいます。
カンガルー、グレッグともにしっかりとしたファイティングポーズを構え、体を揺らし、ステップを刻んでパンチを放つためのリズムを刻みます。
その様子はまるでボクシングの試合さながら。
そしてパンチ一閃!グレッグの放った右フックが、見事にカンガルーの左頬を捕らえたのだ!その一部始終が、こちらのビデオに収められている( ̄^ ̄)ゞ↓
動物を愛護する気持ちは分かるけど・・・
上の映像では、カンガルーに見事なパンチを食らわせた彼を称賛するような感じになっていたが、アメリカのニュース番組『INSIDE EDITION』では違う見解だった。↓
オーストラリアのニュースチャンネル『Channel 7 News』のリポーターであるエマ・ダリモア(Emma Dallimore)は、このようにコメントしていた。
「カンガルーはオーストラリアの象徴的な動物です。動物愛護団体の人々はこのことに対してまったく歓迎しておりません。動物園は彼を解雇するべきですが、彼に対して警告すらしていません。」
しかし、実はこの映像撮影時には、グレッグの友人で何かの病気の末期症状だったケイラム・バーラウィック(19歳)が同行していた。
ケイラムがグレッグに「ハンティングへ一緒に行きたい」と頼んでいたのだ。
そして、ケイラムはこのハンティング後まもなく19歳という若さで亡くなってしまっている。
photo by INSIDE EDITION
もちろんそれがカンガルーを殴ったことに対しての正当性と繋がる訳ではないが、「二人で一緒にハンティングするのは最後になるかもしれない」ことを鑑みれば情状酌量の余地は十分ある気がする。。。
それにグレッグは、自分の愛犬を守るためにやったことだったし、殴られたカンガルーの方も何事もなかったかのようにその場を立ち去っていった。
動物愛護団体の気持ちも十分に分かるが、これはその範疇には入らないように私は思う。
みなさんは、この映像とストーリーを見てどう思っただろうか?