日本ではほとんど見かけることはないだろうが、アメリカでは新型コロナウイルスの影響で、スーパーへ買い物に来た客の中に、マスクに加えてゴム手袋をする人が結構いる。
しかし、アメリカ人のある看護婦はその行為がまったく意味がないことで、簡単に交差汚染、そして接触感染をしてしまうということをわかりやすく動画で解説してくれている。
もし、日本の方でゴム手袋がコロナ対策に効果的だと思っている方はこれを見て考え直してほしい( ̄▽ ̄)
ゴム手袋着用はコロナ対策にならない
どれだけインフルエンザや他の季節病が流行ったとしても、アメリカ人は絶対にマスクをしないのだが、ここ最近は新型コロナウイルスの影響で多くの人がマスクを着用するようになった。
それに加えて、目に見えないウイルスへの直接接触をできるだけ抑えようと医療現場で使われるような薄手の『ゴム手袋』を着ける人もかなり見かけるようになった。
しかし、「それはまったく意味ないことだ」と声を上げたのが、アメリカ・ミシガン州サギノーで看護師として働くモリー・リズィー(Molly Lixey)さん。
ゴム手袋を着けているからと安心していたら、気づかぬうちに『交差汚染(二次汚染 / cross-contamination)』されたものに触ってしまい、感染してしまうリスクがあると話す。
それをモリーさん自身がデモンストレーションをしてくれている。
まずはゴム手袋にウイルスを見立てた絵の具をつける。↓
photo by molly.mckillop
買い物に来たのはいいが、何を買えばいいのか忘れてしまった。そして、ウイルスが付着したその手で携帯を触る。↓
photo by molly.mckillop
鼻がかゆくなっちゃったから、ちょっとかきかき。↓
photo by molly.mckillop
夫へ「あなた、夕飯には何がいい?鳥の手羽先とか?」とウイルスが付着した携帯を頬にくっつける。↓
photo by molly.mckillop
ご覧の通り、携帯はもちろんだが、鼻にも頬にもウイルスがくっついてしまっている。しかし、ゴム手袋を着けている多くの人はゴム手袋だけが汚染されていると思い込んでいる。↓
photo by molly.mckillop
ゴム手袋を外し、綺麗さっぱり。そして、再び携帯を操作。↓
photo by molly.mckillop
はい、交差汚染の完成です!↓
photo by molly.mckillop
こちらがモリーさんの動画だ∠( ̄◇ ̄)↓
A quick little Molly rant about cross contamination and gloves.
To use this video in a commercial player or in broadcasts, please email licensing@storyful.com
Molly Lixeyさんの投稿 2020年3月30日月曜日
「じゃぁ、ゴム手袋をしているときに、携帯を触らないようにすればいいんじゃない?」
という意見もあるかもしれない。
しかし、例えば買い物に行っていてなにも触らずに買い物をすることなんて絶対に不可能。交差感染のリスクはどこにでも潜んでいるのだ。
ニューヨークの人々は、外で購入してきたものやデリバリーで頼んだものをすべて除菌シートで拭いているという。。。
それは、あれほどまでに感染が拡大してしまったニューヨークだからこその人々の行動だと思うで、日本の方はそこまではする必要はないと私は思う。
それよりも、とにかく「外に出ないこと」と「手を小まめに洗うこと」、「顔を触らないようにすること」の3つをできるだけ心がけてほしい。
これ以上コロナを感染拡大させないためにも、一人ひとりの行動が重要だm(_ _)m