今回は、私が普段お世話になっている「三井住友銀行」から送られてきたメールの英語がお題です!
そのメールに使われた英語を、私のアメリカ人妻が見て
「これ、間違ってるよ。完全に。」
と指摘!どうやら三井住友銀行は、大手銀行らしからぬちょっとした恥ずかしい間違いをしてしまったようですf^_^;)
さぁ、あなたはこの間違いに気づけるか?
三井住友銀行の使った英文に違和感が
「三井住友銀行」と言えば、日本三大メガバンクの1つとして日本人の多くの人が知っている大手銀行ですね。
私も三井住友銀行には、かれこれ十年以上お世話になっているわけですが、そんな三井住友銀行からは、毎月クレジットの支払いに関する連絡メールが届きます。
いつもありがとう、三井住友銀行。
しかし、何気なくそのメールを一緒に見ていた私のアメリカ人妻が、いきなり
「ちょっと待って!」
と言ってきました。急な静止に驚きながらも、「どうしたの?」と私が妻に尋ねると、
「ねぇ・・・・・・この最初の英語・・・・・・完全に間違ってるよ。」
と指摘。
私もその英文をよく見て確認したところ、なんだか違和感が・・・・・・
三井住友銀行の英文の間違い探し問題
では、みなさんに問題です。この英文の何が間違っているのでしょうか?↓
・Have a good Cashless.
大きな間違いが1つと、小さな間違いが1つあります。英語中級者レベルの人であれば容易にその答えが分かると思います。
・・・・・・
どうですか?答えが思いつきましたか?それでは答え合わせをしましょう!
大きな間違いの答え合わせ
ではまず、大きな間違いから。
みなさん、”cashless“の品詞はなんですか?
・・・・・・
そう、「形容詞」なんです!
photo by ワラウクルミ
となるとこの英文の日本語訳は、
「よいキャッシュレスな・・・・・・を」
・・・・・・
いったいぜんたい、何をキャッシュレスにしたいんだ!(笑)なんだか、走り始めたのはいいものの、ゴールを知らず、とりあえず途中でずっこけたみたいなフレーズになっていますf^_^;)
こういう英文の場合には、必ず形容詞の後に何か名詞を持ってこなくてはいけません!
例えば、
・Have a good cashless life.
・Have a good cashless week/month/year.
などを使うことで初めて、銀行側が顧客に対してキャッシュレスを薦めるフレーズとなるでしょう◎
小さな間違いの答え合わせ
お次は、小さな間違いの方です。改めて三井住友銀行のオリジナル英文を確認してみましょう。↓
・Have a good Cashless.
どうですか?何かもう一つ違和感を感じませんか?
・・・・・・
そうなんです。
大文字の使い方が変!!
よく英語では、タイトルなどで単語の最初のローマ字を大文字にします。例えばこんな感じで。↓
・Have a Good Cashless Life.
ここで注意しなければいけないのが、”a”や”the”などの冠詞や、”on”や”in”などの前置詞、”and”などの接続詞は頭文字を小文字のままで使います。(他にも頭文字を大文字にするか小文字にするかのルールは細かくあるのですが、ここでは省きます。)
しかしながら、このメールの場合、タイトルは「次回のお支払いに関するご案内【三井住友カ
・Have a good cashless life/week/month/year.
という「文頭だけを大文字にする普通の文章」で表現するのが正しい英語表記ということでした( ̄^ ̄)ゞ
この三井住友銀行のメールで、妻は改めて日本人の英語力に疑問を持ち(笑)、私は「大手銀行さん、しっかりしてくれよ〜」という気持ちになりました。
もちろん、文面に英語を書くことで、おしゃれさや華やかさが増すという日本人ならではの感覚も理解出来ます。
でももし、その英文に確信がないのであれば無理に英語を使わなくてもいいのではないかとも思いますし、もしくはその英文を英語の堪能な社員に任せるか、最低でも確認してもらうべきだと思います。
小さなミスですが、日本を代表する大銀行なので、出来るだけこういうことは抜かりなくやってほしいものです。
みなさんも寸止まりな英文にはお気をつけを!
それではまた!See you soon, guys;)