人気漫画「NARUTO-ナルト-」で、歴代火影の顔岩のモチーフになったアメリカ歴代大統領四人の顔岩彫像『ラシュモア山国立記念公園』。
でも、実際それがアメリカのどこにあるか知っている人は、どれくらいいるだろうか?ワシントン,D.C.?カリフォルニア州??
実はあの州にあるのだ!
顔岩は『サウスダコタ州』にあるぞ!
photo by wikipedia
アメリカ歴代大統領四人の顔岩彫像があるのは、カリフォルニア州でもワシントン,D.C.でもない!
じつは、
『サウスダコタ州』
にあるのだ!!!
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どこやねん、それ?と思った方がほとんどだと思う。正確な場所は、ここ↓
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まぁ、アメリカの中央北部かな、だいたい。
顔岩彫像の正式名称は、『ラシュモア山国立記念公園(Mount Rushmore National Memorial Park)』 と呼ばれており、もちろん観光名所となっている。
しかし、サウスダコタ州に他の目立った観光名所はない。いったいなぜこんな場所に作ったのかは不明だ(´д`)
『ラシュモア山国立記念公園』とは?
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標高1,750m、ラシュモア山の花崗岩質の岸壁を使って、1927年から14年間の歳月をかけて彫像の製作が行われた。
作業員は約400人。高さは18mにも及び、瞳は約90cmで、鼻だけでも約6mもある。
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彫像として彫られたのは、アメリカ合衆国建国から150年間の歴史に名を残す4人の大統領『ジョージ・ワシントン』、『トーマス・ジェファーソン』、『セオドア・ルーズベルト』、そして『エイブラハム・リンカーン』だ。
製作した一つの理由として、どうやら製作当時、世界大恐慌の真っただ中だったアメリカ国民の雇用対策のための公共事業として、この彫像が計画されたともされているそう。
なので作業員の多くは、当時仕事にあぶれていた地元の鉱山労働者や、牧場主、農場主などが多くを占めた。
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加えて、この彫像が彫られたラシュモア山を含むブラックヒルズは、どうやら古くからアメリカン・インディアンの聖地とされていたようで、そこにこんな彫像を作ってしまったことで両者のあいだでちょっとしたトラブルになったそう。
完成して間もない頃は、一般人が顔岩でロッククライミングすることも可能だったようだが、歴史的遺産を傷つけるということで現在は禁止されている。
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彫像は、16億年前にできた非常に硬質な岩盤を利用して彫られているため、今でも四人の大統領の顔はほぼ当時の姿のまま残っている。
なかなかサウスダコタ州を訪れる機会はないだろうが、もし近くを旅することがあればぜひ立ち寄って、この歴史的彫刻をその目で確かめてもらえたらなと思う!