私の妻にはノルウェーの血が入っており、いつかノルウェーに行きたいなと思っています。そこで、ノルウェーで忘れてならないのが『フィヨルド』!
でも、フィヨルドっていったい何?と思ったそこのあなた!・・・私も同じことを思いました(笑)
と言うわけで、今回はノルウェーの『フィヨルド』についてと、ちょっぴり危険だけど一生に一度は行ってみたいフィヨルドの絶景場所を3つご紹介しますよ〜(*´艸`)
もくじ
フィヨルドとは?
photo by TB 5161
『フィヨルド』とは、氷河の浸食によってU字状に削られた場所(U字谷)が、海に沈み込んで形成された入り江や湾のことを指します。語源は、ノルウェー語から来ているようです。
みなさんもご存じの通り、『氷河』は数万年もの時間をかけて数千メートルも降り積もった雪が溶けずに固まった巨大な氷の河のこと。
photo by Markus Trienke
その氷が少しずつ少しずつ山の斜面を下り滑りながら、その周囲の地面を深く鋭く削っていったのです。
フィヨルドは、地球が作り出した壮大な芸術品と言えるかもしれませんね!
ノルウェー最大の『ソグネ・フィヨルド』
photo by bjarne.stokke
『ソグネ・フィヨルド』は、ノルウェー最大のフィヨルドであり、グリーンランドのスコルズビ湾に次ぐ世界で2番目に大きいフィヨルドです!
photo by Jørn Eriksson
ソグネ・フィヨルドの入口は、ノルウェー南西部の都市ベルゲンから約72km北のところにあり、内陸になんと203km離れたSkjoldenの町辺りまで伸びています。
photo by Thorbjørn Øvrebø
ソグネ・フィヨルドの最も深い場所は、実は内陸部にあって、その水深は1,308mに達っします(°□°;)
逆にフィヨルドの入口付近は、そこが土台のように盛り上がっており、水深はたったの100m程度。不思議ですね〜!ソグネ・フィヨルドの幅は、平均5kmほどで、両岸は1000mを越える崖に囲まれています。
photo by Rolf & Beate
ちなみに、ソグネ・フィヨルドの上には、長さ4,597mの電線が渡されており、世界で2番目に長い電線だそうですよ◎
最も美しいフィヨルド『カイランゲルフィヨルド』
photo by dconvertini
『ガイランゲルフィヨルド』は、海岸線から120km内陸にあるカイランゲル村まで延びる世界で最も美しいと称されるフィヨルドです!
photo by dconvertini
ガイランゲルフィヨルドは、ノルウェー屈指の観光地であり、2005年にはユネスコの世界遺産に登録されています(*´艸`)
photo by Giuseppe Milo
しかし現在、フィヨルドを横切る電線の建設計画が持ち上がっており、その地位が脅かされているそうです。
photo by wikipedia
ガイランゲルフィヨルドには数多くの滝があるのですが、特に有名なのは「七姉妹」と「求婚者」です。この2つの滝は、フィヨルドをはさんで向かい合っており、言い伝えでは「求婚者」は対面の「七姉妹」に言い寄ろうとしているらしい。
(左が「七姉妹」で右が「求婚者」)
世界遺産認定の『ネーロイ・フィヨルド』
photo by George Koultouridis
『ネーロイ・フィヨルド』は、ガイランゲルフィヨルドと同じ2005年に世界遺産に認定!
photo by Michele Palvarini
photo by mtm2935
それでは、ノルウェーのフィヨルドにある「ちょっぴり危険だけど、一生に一度は行ってみたい場所」をご紹介しましょう( ̄^ ̄)ゞ
『プレーケストーレン』
photo by Jon Bagge
『プレーケストーレン』は、ノルウェー・リーセフィヨルドにある600mの断崖絶壁の1枚岩です!「教会の説教壇」の意味を持つプレーケストーレンの頂上は、およそ25m四方の正方形になっています。
photo by Marcus Hansson
なんといってもその醍醐味は、岩の上から見下ろす雄大な景色!・・・・・・高所恐怖症じゃなければの話ですがf^_^;)
photo by Jose Palao Chinchilla
ここまで来るには、約2時間のハイキングは必要です。
高所恐怖症の私には、岩から足を乗り出している人たちの気が知れません(=_=)
『トロルトゥンガ』
photo by Brian Wheeler
ノルウェー・ホルダラン県オッダ(ハルダンゲル・フィヨルド)の北東にあるダム湖(the lake Ringedalsvatnet)の北側にある『トロルトゥンガ』は、高さ700mの山の崖から水平に突き出た岩塊です。
崖は、先カンブリア時代の基盤岩の一部で、氷河の先端が崖に到達した約1万年前の氷河期にトロルトゥンガが形成されました。
photo by dilettantstefus
トロルトゥンガは、ノルウェー語で「トロルの舌(トロール。ノルウェーに伝承されている妖精の一種)」という意味。まさに自然の造形美の極致ですよね〜。
photo by Mikeldesigns
ちなみにトロルトゥンガまでは、片道5時間のトレッキングをしなくてはいけないので、誰でも気軽に行けるわけではないようです。
加えて、景観を損ねないために、手すりなどは一切設けていません。
最近まで、無事故記録を更新していたのですが、2015年9月5日にノルウェーのベルゲン大学へオーストラリアから留学に来ていたKristi Kafcaloudisさん(24歳)が、写真撮影中に転落して亡くなってしまっています。
みなさんも、高所での自撮りまたは写真撮影には十分注意しましょう(=_=)
『シェラーグボルテン』
photo by Leif Strand
『シュラーグボルテン』は、ノルウェーローガラン県のイェラグ山にある大きな玉石。この岩がこのようになったのは、紀元前50,000年の最後の氷河期頃とされています。
photo by Adventurous Life
標高984mの岩の割れ目にすぽっとはまった岩は、今ではノルウェーの人気観光地に!
photo by NELSON SANCHO
シェラーグボルテンまでは、片道約5〜6時間のハイキングが必要とのこと。
怖いもの知らずな方にぴったりの場所でしょう!・・・・・・もちろん私はパスで(笑)
いかがでしたか?いつか私もノルウェーに行ったら、3つのうちのどれかの絶景場所を訪ねてみようと思います!