鬱病と向き合うことは簡単なことではありません。しかし、その弱みにあえて自ら入り込むことで、美しいものを生みだし続けている芸術家がいます。
ポーランド人のある男性は、鬱病と闘い続けながら、その内側に潜む暗闇を素晴らしい絵に変え続けています。
まるでダークファンタジーゲームの世界に迷い込んだようなその世界観に、あなたも引き込まれてしまうかもしれませんよ!
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鬱病と闘うポーランド人イラストレーター
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ポーランド人のダウィット・プラネタさん(Dawid Planeta)は、鬱病と闘うイラストレーターです。
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彼は、人の無意識の中にある闇を、美しい絵へと昇華させています。
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彼の作品群のテーマは、小さな人間が長い間忘れられたジャングルを巡り、光る目を持つ巨大な動物たちと遭遇しながら、自らの弱点や混沌、恐怖と向き合っていくというもの。
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自分の内側に潜む闇と向き合うこと
ダウィットさんは、作品についてこう語ります。
「小さな人間(彼)は、そこで自らの精神力を見いだし、光を見つけ、また戻ってきます。そして彼は、自分が誰だかを理解し始めるのです」
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「そして、彼は再び暗闇の中へ入っていくのです。恐怖感を抱くことなく。なぜなら、その暗闇は彼の一部だからです。それは人間性の一部であり、あなたはそれを無視することが出来ません」
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「あなたは人生のすべての部分を知る必要があります。光と闇の両方を」
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しかし、どの動物たちも怖ろしく目を光らせているもの、どこか優しいそうにも見えます。
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普遍的本質によって人は理解し合える
「あなたは私の絵を見るとき、深く意識の中へ入っていかなければなりません」
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「理解できないことが何度もあるかもしれませんが、私たちはそれを感じ、共有し合うことで、普遍的本質を見つけ出すことができるのです」
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「そうすることで、私たちは本当の意味で互いを理解し合うことが出来ると思っています」
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暗く、神秘的。そして美しいダウィットさんのイラストたち。
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その世界観は、まるでダークファンタジーゲームに迷い込んだかのようです。
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私がこの絵を見て思ったこと。
「動物たちの光る目、要するに他者は、私たちの内側を照らしてくれます。それによって『恐怖感を与えているのは自分自身である』ということに気がつくことが出来る。しかし、その旅はなかなか終わりが見えない。暗闇は続く」
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みなさんは、ダウィットさんの絵を見てどう思いましたか?下のところから気軽にコメントしてね!
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