ワラウクルミ

レイプ競争が蔓延する米名門校。実名顔出しで立ち上がった被害女性

チェシー・プラウト

2014年5月30日、18歳だったオーウェン・ラブリーは、何人の女性とセックスできるかという学校の伝統行事『シニア・サルート』を理由に15歳のチェシー・プラウトを密室に誘い出し、レイプしました。

その後、チェシーはオーウェンを訴えることになります。果たして2人に待っていたものとは?

thumbnail photo by Entertainment Weekly

文武両道を完璧にこなしていた加害者

東部ニューハンプシャー州コンコルドに1856年からある有名な寄宿制進学校『セント・ポールズ・スクール』で、オーウェン・ラブリー(当時18歳)は、アイスホッケーチームのキャプテンを務め、2014年度末には「学校活動への無私の献身」という学校からの最高栄誉を授与しました。

彼は、プリンストン、イェール、ダートマス、ブラウン、デューク、ミドルベリー、バージニア大学などの超名門大学から入学許可を獲得しており、悩んだ末に『ハーバード大学』へ進むことを決めていました。

オーウェン・ラブリーphoto by ABC News

『文武両道』を完璧にこなしたオーウェン。誰もが羨むその階段から足を踏み外すことになろうとは、彼自身知るよしもありませんでした。

セント・ポールズ・スクールには、卒業間際の男子生徒による伝統行事「シニア・サルート(3年生への敬意)」というものがあり、オーウェンも伝統にならい参加。

おそらくこの行事が始まった当初は、何人の女性とデートできるか?などの軽い物だったはずですが、時代は流れ、オーウェンの頃には卒業前に何人の下級生とセックスできるかを競うゲームになっていたのです。

あろうことか、そのゲーム専用のFacebookグループまで作り、女性生徒のリストまでも作っていたのです。当然、そのゲームのことを知っていた女性生徒たちは、男性からの無理矢理な誘いを拒絶し続けたのですが、拒絶すればするほど男性生徒たちの占有欲はより一層高まっていきました。

ここまで話しただけでも、どれほど最悪な行いであったかが分かります。学校側は、このことを未然に防げなかったのか?疑問が募るばかりです。

密室に閉じ込められ襲われた女性の気持ち

2014年5月30日金曜日の夕方、オーウェンはパソコンからメールを送り、チェシー・プラウト(当時15歳)を誘い出しました。美人だったチェシーを誰が誘い出せるか、当時、校内で最大のターゲットになっていたのですが、そのチャンスをオーウェンが手に入れたのです。

チェシー・プラウトphoto by WMUR-TV

オーウェンが彼女を誘い出したのは、完全に外に音が漏れない密室。彼は、部屋の鍵をかけてチェシーを閉じ込め、彼女に猛然と迫りました。チェシーは、何度も「No!」と言って、ひき降ろされた下着を何度も上げて抵抗したのですが、その後、彼女はパニック障害を引き起こし、抵抗する力を失って、オーウェンのされるがままになってしまったのです・・・・・・

はぁ・・・・・・本当にとんでもない野郎だ。彼は、いったい何のために猛勉強したんだろう?将来の事を少しでも考えたら、こんなことは1ミリも思いつかなかったはず・・・・・・

そして事件後、チェシーはすぐ被害にあったことを学校側に相談したのですが、「お母さんに話しなさい」と突き放されてしまいます。このときの学校側の対応も完全に間違ってますね。

当然、チェシーは両親に相談し、両親は遠方からはるばる彼女の元へ駆けつけ、一緒に警察へ被害届を出しました。 そして、彼らはオーウェンをレイプ容疑で訴えたのです。ちなみに、同校でのレイプ事件を警察に訴え、司法の場に持ち込んだのはチェシーが初めてでした。多くの女性たちは、自分がレイプされてしまったことを誰かに言うのが怖くて黙ったままでいたのです。

しかし、公判中にチェシーを待っていたのは思いも寄らない周りからの反応でした。

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 無罪を主張し続けた男の顛末

チェシーがオーウェンを裁判で訴えたことが知れ渡ると、学校の生徒たちはあろうことか彼女をいじめ始めたのです。「どうせ彼女は嘘を言っているんだ」「自分からしたかったくせに、裁判だなんて。お金が欲しいだけなんじゃない?」など、オーウェンを擁護するような考えの生徒ばかりで、彼女をかばってくれる同級生はたったの一人だけでした。。。

結果、チェシーはフロリダ州への転校を余儀なくされました。

オーウェン・ラブリーphoto by CBS This Morning

公判当日、加害者のオーウェン側には十数人の男女同級生が応援に来ていたのですが、チェシーには女子同級生が2人だけ。

そして、メディアでもチェシーは『匿名』と『音声にモザイク』という形で報道され、実名で出たオーウェン側の無罪の主張が優位的に報道されたのです。さらに、オーウェンの家族は、同校の卒業生や在校生に息子の無罪を訴えたメールを送り、弁護士費用の寄付を求めたそうです。

息子を思う親の行動として間違ってはいませんが、その行動に出るほど自分の息子の行動を信用してしまうのは、私としては首を傾げざるを得ません。いくら身内でも、犯罪に荷担したかどうかは厳しく見極める必要があると私は思います。

そして、オーウェンに下された判決はあまりにも軽いものでした。

もし強姦罪で有罪が確定すれば、約20年の禁固刑が科せられるはずでしたが、そちらでは無罪。彼は、インターネットを使って未成年を誘い出し、手・舌・および性器で未成年を3度暴行したなどの軽犯罪で有罪となり、『セックス・オフェンダー(性犯罪者として前科があるもの)』として登録されました。
(裁判結果に涙するオーウェン↓)

オーウェン・ラブリーphoto byTODAY

保釈期間中、オーウェンは、バーモント州の両親の家に住まなくてはならなくなり、朝8時から夕方5時以外は外出禁止、手首にはGPSのついたブレスレットを着けることになりました。

ここで、素直に大人しくしていればいいものの、まったく懲りてないオーウェンは、保釈期間中に女性を誘い出して裁判所からの命令に背いてしまい、結果、1年間の懲役刑と、5年間の保護観察期間生涯性犯罪者登録をされてしまったのです。

オーウェン・ラブリーphoto by CBS This Morning

ちなみに、彼が入学するはずだったハーバード大学は、彼の入学決定を否定しています。要するに彼は大学へ行けなかったのです。彼の輝かしい経歴は、自らが招いた1つの犯罪によりすべて消えてしまったのです。そして、それを取り戻すことは二度と出来ません。

加害者であるオーウェンの話はこの辺までにして、ここからは被害者であるチェシーについて話していきましょう。

 チェシーの決意と行動力

判決後も有名雑誌に加害者であるオーウェンを擁護する記事が出たりするなど、チェシーを取り巻く環境は一向に変化しませんでした。このまま『匿名』で訴えている限り『被害者たたき』が止まらないとして、2016年8月、チェシーはNBCテレビの番組で、実名と顔出しでのインタビューに応じることを決断したのです。

「私は、もう2度と自分のことを恥ずかしいと思ったりしないことをみなさんに知ってもらいたいのです。

ひどい出来事から2年が経ちましたが、私は今立ち上がり、自分に起きたことを自分で解釈し、他の被害者の方々や女の子、男の子に恥ずかしいと思ったりする必要はない、ということを知ってもらいたいのです」

引用:(NBCインタビュー

チェシー・プラウトphoto byTODAY

この番組の出演直後、チェシーにはTwitterで全米から多くの励ましの声や支援の手が差し伸べられました。さらに、セント・ポールズ在学時代に同じような被害にあった他の人々からも連絡があったのです。

同じ辛い思いをしている人たちがいることを知ったチェシーは、被害者らとともに『#I Have The Right To』というウェブサイトを立ち上げ、少しでも多くのレイプ被害者たちが声を上げることができる場を作ったのです。

英語ですが、そのウェブサイトはこちら→http://www.ihavetherightto.org/ 

チェシーは、2019年からニューヨークの有名女子大学『バーナード・カレッジ』への進学が決まっているのですが、遊学期間を取り、レイプされた後の体験を綴った『I Have The Right To : A High School Survivor’s Story of Sexual Assault, Justice, and Hope』という本を執筆し、2018年3月に出版しました。

チェシー・プラウトphoto by TODAY

加えてチェシーは、NPO法人のPAVEPromoting Awareness Victim Empowerment)のアンバサダー(大使)として、公立学校やスポーツチームなどを訪問し、『コンセント・エデュケーション明確なYesがなければ、性行為に及んではいけないという教育)』を広める活動を精力的に続けています。

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まとめ

学校で「スポーツが出来る生徒」というのはある種の大きな権力を持ってしまいがちです。アメリカでは、そのような生徒を『ゴールデンボーイ(人気者)』という呼び名があるくらいです。

しかし、そのような立場だからと言って無理矢理女性たちへ性行為を及ぶのは、完全に間違っていますね。

聞いたところによると、レイプにあったことを警察に訴えた女性たちの多くは、その時着ていた服を尋ねられるそうで、さらには裁判中にも訊かれ、肌の露出が多かったことで判決が不利になることもよくあるそうです。

なぜ女性の服装が重要なの?どんな服を着ていてもそれは女性の自由。ショートスカートだろうが、ショートパンツだろうが、自分がいいと思った物を着る。それより、なぜ男性に対してそういう格好をした女性たちを変な目で見ない教育をしないの?と、以前、私の妻は言っていました。

もちろん私も彼女に賛成です。しかし、男性の性欲というものはもっと根深いというのも自分自身が男なのでよく分かっています。だからって女性をいやらしい目で見たりするのは仕方ないというつもりは毛頭もありません。性問題は、人類が誕生して間もない頃からあり、簡単に解決することは難しいのです。
(高校の卒業式で両親と一緒に笑顔を見せるチェシー↓)

チェシー・プラウトphoto by TODAY

ただ、今回お話ししたチェシーは「セックスをしないで」と言っているのではなく、『合意のもとでのセックス』をもっと推し進め、男女がしっかり話し合うことが大切だと語っています。正しくその通りですね。女性の権利がもっと守られる世の中になるように、チェシーの今後の活躍に期待です!

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