もし女性であるあなたが、医療費などで大きな借金をし、さらに4人の子供を育てなければいけないとしたらいったいどうするだろう?
あるアメリカ人女性は、賞金首を捕らえる『バウンティーハンター』の仕事を選び、日々命を危険にさらしながら家族のために働き続けている。
その姿はまさに「勇ましさ」そのものでしかない!
バウンティーハンターな母親
photo by Barcroft TV
アメリカ・コロラド州デンバーに住むシャンダ・ザパタさん(Shanda Zapata/35歳)は、4人の子供を持つ母親でありながら、バウンティーハンターでもあります。
シャンダさんは、これまでナイフを突きつけられたことや、静脈用注射器をダーツのようにして投げられたり、45発もの銃弾を受けたことがあるのだといいます。
要するに、
毎日が死と隣り合わせ
ということだ。
photo by Barcroft TV
そんな母親に、当然息子や娘たちは毎日心配していますが、シャンダさんは自身の仕事に誇りを持っています。
彼女たちバウンティーハンターは、逃亡している犯罪者たち、いわゆる指名手配され賞金がかかっている犯罪者たちを、FacebookなどのSNSを使って情報を集めていきます。
そして、逃亡者たちの住所を割り出し、そこへ突撃するのです。
photo by Barcroft TV
彼女がこの仕事をするのは、もちろんそういった能力を持っているということもありますが、一番はその収入です。
たとえばシャンダさんの場合、1500万円の賞金首を捕らえることで、そこから10%をそのまま受け取ることができるので150万円の収入となります。
シングルマザーとして4人の子供たちを育てなくてはいけない彼女にとって、その収入は命を危険にさらしても手にしたいものなのです。
ガンで9000万円もの借金が
photo by Barcroft TV
さらに彼女はガンの経験者でもあり、その治療費として9000万円近くの借金があり、その返済をし続けなくてはいけません。
彼女がグレープフルーツサイズのガンを3つ取りだしたとき、すでに生後6ヶ月の息子を授かったばかりでした。
「こんなところでくたばるわけにはいかない」
彼女を生かし、突き動かしたのはそこに我が子の命があったからです。
彼女の動画はこちら!↓
男性社会であるバウンティーハンターの世界で、1人、女性として強く戦い続けるシャンダさんの姿は本当にたくましい。
彼女は自身の仕事についてこう語っています。
「バウンティーハンターの仕事をしている女性はあまりいないわ。なぜなら、男性たちにとって女性のバウンティーハンターは邪魔者でしかないからよ。だから私たち女性は、男性の10倍は頑張らないといけないと感じている。なぜなら自分の能力を証明し続けないといけないから」
ガンを経験し、人生のすべてが変わったという彼女。人は決して平等なんかじゃない。それでも、前へ進み続けなければいけないのだ。
私たちも、彼女の強さと勇気を見習いたいですね。