猫好きな私だが、猫は猫でもまさかピューマを飼っている人がいるなんて!!
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生肉大好きの猛獣ピューマ
ロシアのペンザという街に住む、妻のマリアさんと夫のアレクサンドル・ドミトリエフさんご夫妻。彼らには、ある特別なペットがいるのです。それが、マウンテンライオンの別名を持つ猛獣「ピューマ(クーガー)」だったのです!
この動物は、英語では「クーガー」と呼ばれ、ロシアやヨーロッパなどの地域では「ピューマ」と呼ばれています。
クーガーは、ヒョウやライオンなどの「ヒョウ亜科」の分類には属しておらず、家猫や山猫と同じ「ネコ亜科」に属しています。確かに顔は、ヒョウやライオンよりは優しそうに見えますが、血の滴る生肉が大好物の立派な猛獣ですf^_^;)
通常より身体が小さいというハンディキャップがあった
「メッシ」と名付けられたこのピューマは、ロシアのふれあい動物園で幸せとはほど遠い生活を送っていました。彼は通常のピューマよりも身体が3割ほど小さいというハンディキャップを持っていたため、おそらく野生の世界では生き延びることが出来なかったでしょう。
動物園内の環境は劣悪で、メッシは体調を崩し続けていました。そんな彼を不憫に思ったマリアさんとアレクサンドルさんが、メッシを引き取ることを決意したのです。
ピューマを飼うのはもちろん簡単じゃない!
・・・・・・って、ちょっと待った!家でそんな猛獣を飼っていいはずがない!!
ご安心を。ロシアには「ペットパスポート」という許可証が存在し、それを取得することでどんな動物でも飼うことが可能なようです。まさしく『おそロシア』(-_-;)
それでも、ペットとしてピューマを買うと言うことは簡単なことではありません。
ブラッシングや爪切りはもちろんのこと、(えっ、僕の爪を切っちゃうのって顔がたまりませんね!)
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食事は1日2回、新鮮な生肉を1.5kgずつ用意してやらなくてはなりません。もちろん人間も食べられるお肉です。おいしそう〜。
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大自然ではありえないポーズで寝ているメッシ。
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メッシはお風呂も大好き!ちなみにトイレもここでしているみたいです。確かにサイズ的にはちょうどいいのかも。
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段ボールをかむのもたまらなく好き!
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なんと、犬たちと一緒に訓練も受けています!えらいですね〜。
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先住ネコのスフィンクス「キーラ」とは、ちょうどいい距離感で仲良くやっているようです。
お父さんと一緒に寝るのも最高!
もちろん家で猛獣を飼うことに対して批判も多く、ピューマをペットとして飼うのは簡単なことではないようです。
それでも夫妻はメッシを愛し、彼が幸せに暮らせるようにできる限り世話をしてあげています。いつかロシアに行ったらメッシに会いに行きたい!