ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のクラブDJ『サルバトーレ・ガナッチ(Salvatore Ganacci)』は相当な変わり者で有名だが、そんな彼が発表した新曲MVがかなりクレイジーだと音楽ファンの間で話題となっている!
それが、上半身が人間で下半身がバイクのケンタウロス的な男が、愛に目覚めていくというもの。
斬新な設定だが、ストーリーはなかなかなものとなっているぞ!
下半身がバイクなケンタウロスが愛の道を進む
そのサルバトーレ・ガナッチの話題の新曲というのが『ボーイサイクル(Boycycle)』というもの。
それではストーリーを軽く話していこう!
狩りに出ていた老人は、ゴミ捨て場を通りかかったとき、そのゴミの山から人間の男らしきものを発見する。慌てた老人は、急いで男の上に積み重なっていた瓦礫を動かす。
すると、そこから出てきたのは上半身が人間で、下半身がバイクの『ボーイサイクル(Boycycle)』だった。
photo by OWSLA
老人はそんなことは気にせず、ボーイサイクルを自宅に連れて帰り必死に看病。その甲斐あってボーイサイクルは元気を取り戻す。
しかし、彼はあくまでも特異人種。同年齢の男たちはボーイサイクルを蔑む。
そんな落ち込む彼を、老人は励まし支えてやった。今では老人はボーイサイクルにとって父親のような存在となっていく。
photo by OWSLA
何気なく生活を送っていたボーイサイクルだったが、次第に異性への不思議な感情に目覚め始める。
戯れ合う他の生物のカップルを見ては「いつか自分もあんな風になりたい」と思うようになる。
photo by OWSLA
そんな時、彼は老人から彼のサイズにあうズボンをプレゼントされるが、それはあまりにも不格好なものだった。
photo by OWSLA
腹を立てたボーイサイクルは家の中で暴れ始め、止めに入った老人に、
「ほっといてくれよ!あんたは俺の本当の父親じゃないんだ!」
と罵ってしまい、老人は家を飛び出してしまう。
photo by OWSLA
途方に暮れるボーイサイクル。そんな彼の目に1つの写真が目に入る。そこには、彼と同じように上半身が人間で下半身が魚の『人魚(マーメイド)』が映っていた。
「きっと彼女となら多くの分かち合えるものを見つけることができるはずだ」
photo by OWSLA
そう考えた彼は、自分が荒らした家を片付け、父親代わりの老人に別れを告げる。
老人はボーイサイクルに
「お前はここから出られないよ。なぜなら、お前はただのボーイサイクルなんだから」
と言う。
photo by OWSLA
しかし、ボーイサイクルはこう老人に告げる。
「父さん。僕はもうマンサイクル(Mancycle)なんだ」
そうして、マーメイドを探す旅が始まる。
写真を手がかりに海辺まで来た彼を待ち受けていたものはいったい・・・・・・続きは映像で確認してみてね◎↓
突飛な設定のように最初は思えたが、ストーリーは意外としっかりしていた◎
ちなみにサルバドーレ・ガナッチがどれほどぶっ飛んだDJなのか、下のライブ動画を見ていただければよくお分かり頂けると思う。とにかくやりたい放題なのだ(笑)↓
こんなスーパー変わり者DJのサルバドーレ・ガナッチから、これからも目が離せないぜ!!