2015年7月25日、ニュージーランドのある男子高校で長年教師を勤めていた男性の葬式が執り行われた。
その葬儀場に、男子高校の生徒約1700人が集い、先生を見送るためにニュージーランドの民族舞踊『ハカ』をいっせいに演舞。
その光景は私たちの胸を震わせるものだ!
1700人もの高校生がいっせいにハカを演舞
ニュージーランド・パーマストンノース男子校で30年間もの間、体育と数学の教師を勤めたドーソン・タハナ・タマテア氏(Dawson Tahana Tamatea, 55)は、7月20日、寝ている間に亡くなってしまっていることが妻によって発見された。
彼は、妻と3人の子供を残してあの世へ旅立ってしまったのです。
そして、悲しんだのは家族だけではなく、彼が教えてきた生徒たちも同様でした。
そんな中執り行われたドーソン氏の葬式。
葬儀場には約1700人もの高校生が集い、先生への手向けとして、ニュージーランド・マオリ族の戦い踊り『ハカ』の「カマテ(Ka Mate)」を披露。
『ハカ(Haka)』は、ラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」が試合前にするパフォーマンスとして有名ですね。
ドーソン先生の遺体が乗った霊柩車が到着すると、かけ声と共に勇ましい演舞が始まります。まさに圧巻。↓
なんか、胸が熱くなってくるよな。言葉が分からなくても、勇ましい精神とか気迫がガンガン伝わってくるぜ。
一糸乱れぬ演舞。僕もこの踊り勉強してみたい!
葬式と言えば、一般的にはしめやかに執り行われるものだが、ハカのような全身全霊を込めたパフォーマンスで見送ることによって、生徒たちの先生への思いがひしひしと伝わってくる。
それは親族としてもきっと同じだったはずだ。
彼ら生徒たちのパフォーマンスは、きっとあの世へ旅立ったドーソン先生に届いたことだろう。