ワラウクルミ

1分で苦痛のない死を迎えられる自殺幇助マシーンがオーストラリアで発表される

自殺幇助マシーン「サルコ」

2017年11月、オーストラリアのビクトリア州で、オーストラリア国内で初となる安楽死を合法化する法案が可決されました。この法案は、2019年6月から施行される予定で、これによりビクトリア州では他人が幇助する積極的安楽死が認められることになります。

そして、この法案が可決して数日後に、オーストラリアのフィリップ・ニッツチク医師は、未来型冬眠カプセルのようなフォルムの自殺幇助マシーン「サルコ(Sarco)」を発表しました。

このマシーンにより、苦痛のない速やかな死を迎えることが出来る「合理的な自殺」が約束されることになりそうです。

thumbnail photo by Exit International

積極的安楽死を認めている国々

まずは、積極的安楽死を認めている国々を確認していきましょう。こちらは2017年までの情報ですが、意外と多くの国で積極的安楽死を認めていることが分かります。

アメリカは州によって見解が異なるのですが、徐々に安楽死への指示が広まりつつあるようです。

  • スイス – 1942年
  • アメリカ(オレゴン州) – 1994年「尊厳死法」成立
  • オランダ – 2001年「安楽死法」可決
  • ベルギー – 2002年「安楽死法」可決
  • ルクセンブルク – 2008年「安楽死法」可決
  • アメリカ(ワシントン州、モンタナ州) – 2009年
  • アメリカ(バーモント州) – 2013年
  • アメリカ(ニューメキシコ州) – 2014年
  • アメリカ(カリフォルニア州) – 2015年
  • カナダ – 2016年
  • オーストラリア(ビクトリア州) – 2017年
  • 韓国 – 2017年

文章引用:wikipedia

速やかで苦痛のない自殺幇助マシーン「サルコ」

自殺幇助マシーン「サルコ」photo by sarco

サルコを開発したニッツチク医師は、自殺幇助推進組織「エグジット・インターナショナル(Exit International)」で代表を務めています。

サルコは、マシーンのベース部分の上に、人間がすっぽり入れるサイズの半透明のポッドがしつられられており、利用者は、ポッドに入ったらボタンを押します。

自殺幇助マシーン「サルコ」photo by sarco

すると、ポッド内に液体窒素が充満して、酸素濃度を5%ほどまで低下させます。そして、1分もすれば利用者はほとんど苦痛を感じることなく意識を失うそうです。

そのようにして利用者がこの世から旅立った後は、ポッドを棺として利用することも可能であり、マシーンのベース部分はそのまま再利用されます。

通常、酸素が低下しているその1分間は、酸欠による相当な苦しみがあるはずですが、最先端の技術でその問題が解決されたということなのでしょうね。

サルコは誰でも利用できるわけではない

自殺幇助マシーン「サルコ」photo by sarco

このサルコというマシーンは、なんと3Dプリンターで印刷が可能で、印刷後はどこでも組み立てが可能だそうです。

さらに設計図は、「無料」であり、ネットでオープンソース化されて公開される予定となっています。

しかし、サルコの利用を希望する人は、オンラインで「メンタルチェック」に回答しなければならず、そこで心に何の問題もなければ4桁のコードが発行されて、安らかな死への道のりを歩み始めることが出来ます。

ようするにサルコの利用対象者は、不治の病に苦しんでいる人や高齢者に限られるということです。

多くの人は70代前半に健康寿命を迎えている

自殺幇助マシーン「サルコ」photo by sarco

ニッツチク医師は、70歳以上の高齢者については安楽死を認めるべきだと主張しており、自殺幇助を推進しています。

日本は、世界的に見ても長寿国家として有名ですが、「健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間)」について考えた場合どうなるのでしょうか?

2018年の厚生労働省の発表で日本人の平均寿命は、女性87.14歳、男性80.98歳となっている一方で、健康寿命は、女性は74.79歳、男性72.14歳となっており、男女ともに70代前半ですでに何らかの健康障害を負って生活を送っているのです。

健康寿命の規定はいくつかあるものの、それら多くの高齢者は介護を必要とし、自立して生活できない状況にあるとされています。

もし、自分がそうなったときあなたはどう考えますか?人の尊厳をどこに定義するかによってまだまだ意見は分かれそうですね。

                              

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