イソップ寓話やラ・フォンテーヌが書いた寓話にも所収されている「ウサギとカメ」は、ほとんどの人が知っていると思います。
その英語版を勉強のために読もうとしたところ、あることに気がついたのです。。。題名は「ウサギとカメ」でしょ?じゃあ、『The Rabbit and the Turtle』だよね?
・・・・・・チガイマス(笑)子供が読む本ではありますが、これを知ってるあなたは英語上級者と言えるぞ!
今回は「ウサギとカメ」の英語の題名について話していきます◎
寓話「ウサギとカメ」の英語の題名は?
「ウサギとカメ」と言えば、動作はのろいが人好きのする心の優しいカメと、電光石火のごとく動くことができるが意地のひねくれたウサギの二頭がかけっこ競争をして、カメをなめまくってたウサギが負けるという有名な話ですよね〜。
では、「ウサギとカメ」の英語タイトルはいったい何なのでしょうか?ヒントは、ここで登場するウサギは「野ウサギ」で、カメは「リクガメ」ってことです。分かりましたか?
正解は・・・・・・
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
・The Hare and the Tortoise
でした〜!
・・・・・・「ちょっと待て、『Hare』と『Tortoise』ってなんやねん?hare?髪の毛のhairか?」と思った方も多いはず。
そうなんです。英語では、野ウサギのことを『Hare(ヘアー)』や『Wild rabbit』と言い、リクガメのことを『Tortoise(トータス)』と言うんです。
飼いウサギと野ウサギの違いについて
動物学に詳しい方なら一般的な飼いウサギと野ウサギの違いが分かるとは思いますが、野ウサギは野山を駆けまわるため筋肉が発達していたり、体格もスラリとしている個体が多いようです。
まず、こちらが一般的な飼いウサギ『rabbit』。↓
photo by wikipedia
そして、こちらが野ウサギ『hare/wild rabbit』。↓
photo by spectator.co.uk
photo by independent.co.uk
もしあなたもワラウクルミと同じような気持ちになったとしても、野ウサギは触らないことをおすすめします。
「野兎病(やとびょう)」という人獣共通の感染症にかかるかもしれないからです。
野兎病菌は非常に感染しやすく、ヒトにおいては潜伏期間は3〜5日ほどで、突然の波状熱や頭痛、悪寒、吐き気、嘔吐、衰弱、化膿、潰瘍の発生します。
適切な治療が行われればほとんどは回復するのですが、未治療のままだと3割以上の死亡率という結構危ないやつ(-_-;)
「あら〜、可愛いウサギさん!」と山の中で出会っても決して触らないで下さいね( ̄^ ̄)ゞ
カメとリクガメの違いについて
では、一般的なカメ『turtle』とリクガメ『tortoise』の違いについて話していきましょう。
『turtle』は、ウミガメや日本の一般家庭でよく飼われるミドリガメがあたります。こちらが『turtle』。↓
photo by britannica.com
そして、リクガメ『tortoise』は文字通り地上で生活する種だと言うことです。一部のリクガメは水に浸かることもあるようですが、基本リクガメは泳げません。イメージとしては、ガラパゴスゾウガメを想像して頂ければ分かりやすいでしょう!
こちらが、『tortoise』。↓
photo by galapagoscenter.com
ちなみにロックバンド「ウルフルズ」のボーカル、『トータス松本』さんの芸名は本人が大のカメ好きということもありリクガメの『tortoise』を使ったのだそう◎
いかがでしたか?
私は、思いっ切り「ウサギとカメ」は『The rabbit and the Turtle』だと思い込んでいました(-_-;)初歩的な英単語なのに・・・・・・まだまだですね。コツコツやっていきましょう!
みなさん!「ウサギとカメ」の英語の題名は『The Hare and the Tortoise』ですよ!お間違いなく(´д`)
ちなみに、本によっては題名が『The Tortoise and the Hare』と逆になっていることもありますよ◎
ディズニーの「ウサギとカメ」はそうでしたね◎↓
それではまた!See you soon, guys;)