アマチュアレスラーのマットさんは、プロになるために少ない収入の中、節約生活を続けているのだが、その節約度合いが異常!
卵の殻をシェイク入れて飲んだり、ティッシュを何度も使い回したり(-_-;)
しかし、そんな超けちん坊な彼がプロレスラーになるためのトライアウトの審査を受けることに。結果はいかに?
バナナの皮と卵の殻の特製プロテインシェイク
そんな最高にけちなアマチュアレスラーのマット・リヴェラ(Matt Rivera)さん。
2013年頃からプロレスラーになるため日々トレーニングを積み重ねている彼だが、少ない収入の中でやりくりするためにできる限りの節約をしている。
しかし、その節約度合いはまさに『超けちん坊』(笑)
photo by TLC
まず最初に彼が紹介したのは、彼のオリジナル・プロテインシェイクだ。
市販で売られているプロテインはそれなりに高額。そこで彼が生みだしたプロテインシェイクは、『バナナの皮』と『卵の殻』を入れるというもの!!
・・・・・・卵の殻ってかなり不衛生じゃないか?
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そんなトンデモ・プロテインシェイクを「これがこの世で一番安いプロテインシェイクさ!」と言ってごくごくと飲むマットさん(=_=)
バナナの皮は百歩譲って許せたとしても、卵の殻は絶対に無理だ。殻には常にサルモネラ菌がおり、加熱もせずそのまま食べるのは絶対に危険!
よい子のみんなは絶対に真似しないように( ̄^ ̄)ゞ
使用済みのティッシュを再利用
ニューヨーク州オレンジ郡の母親の家で一緒に暮らしているマットさん。もちろん賃貸でアパートを借りるとお金がかかるので、お母さんと一緒に暮らして節約している。
これくらいなら理解できる範囲だ。
しかし、その次に彼が紹介したのは、何やらくしゃくしゃに丸められた白い薄いもの。それを広げ、乾かそうとしている。いったいこれは・・・・・・。まさか・・・・・・
使用後のティッシュ!?
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そう。彼は、鼻をかんだ後のティッシュを捨てずに、何度も乾かして再利用しているというのだ!
これにより、彼は一週間に数百円程度の節約をできていると豪語する。
そんな息子の節約ぶりを母親は完全に理解している。
「私の息子は『けち』ではなくて『倹約家』と呼びたいわ」
・・・・・・ものは言いようである(=_=)
パンツは2枚だけ。頭は母親に剃ってもらう
まだまだ続く。
マットさんは、「僕はパンツを2枚しか持っていない」と恥ずかしげもなく言い、その後で彼曰く『臭い嗅ぎテスト』なるものを実施。
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パンツの大事なあたりをすぅーっと一嗅ぎする。。。どうやら合格のようだ(笑)いったい何日目の同じパンツなんだろう?(-_-;)
節約生活の天敵として有名なのが『散髪』だ。しかし、この天敵はセルフカットすることで意外と簡単に倒すこともできる。
しかもスキンヘッドならシャンプーもコンディショナーも要らない、最強の節約となる。
しかし、マットさんの場合、セルフカットではなく
『ママカット』だ!w
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綺麗なスキンヘッドに仕上げるためには自分では難しいので、ほぼ毎日、母親に頭を剃ってもらっているのだとか。
いやはや、そこまでして節約をする必要があるのだろうか。やはり超けちん坊は伊達じゃない!
無駄毛処理も破れたブーツもテープ
加えて、どうやらマットさん的に「ギリシャの神々のように見せるために、レスラーには無駄毛処理が必須」らしい。
それもやはり、普通の梱包用テープを使ってお母さんにバリバリッと無駄毛を引っこ抜いてもらう。
なんともまぁ(=_=)
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そして、マットさんが長年使い続けたレスラーブーツ。破れてほころびが出ているが、それも梱包用テープで巻きつけ使い続けている・・・・・・って待ってくれ!
このテープもそれなりに高いぞ!なんだかちょっとヤラセの臭いがしてきた(笑)
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そんなマットさんに、遂にアメリカのプロレス団体『インパクト・レスリング(TNA)』のトライアウトを受けるチャンスが舞い込んでくる。
・・・・・・が、トライアウトの場所はニューヨーク州からかなり離れたケンタッキー州。飛行機で行けば大した時間も労力もかからないが、お金がかかる。
そこでマットさんは陸路で行くことを選択。
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マップで経路を確かめてから、その道路上にあるガソリンスタンドに一軒一軒電話をかけ最安値の場所をピックアップしていく。
そして、当日、お母さんが同行のもと、計画通りのガソリンスタンドでガソリンをゲットし、けちん坊としての威厳を保つのだ。
トライアウトの結果は・・・?
そうして遂にトライアウトの会場に到着。
節約に節約を重ね掴んだ大きなチャンスを、マットさんは手に入れることができたのか?最後はちょいと涙ものです(ToT)↓
トライアウトの結果は、残念ながら不合格だった。
やはり審査員としてもテープを巻き込んだブーツに、安価でダサい赤のニーパッドとエルボーパッドの第一印象が悪すぎ、かつ彼のプロレステクニックもまだプロとしてやっていけるレベルではなかったようだ。
審査員の一人は、
「彼は絶対に潜在的才能を持っているけど、もっと外見にお金をかけたけちん坊になる必要があるね」
と話していた。
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最後にマットさんはこう話していた。
「プロレスリングは僕の夢の仕事だ。絶対に僕の理想のライフスタイルなんだ。でも、お金を節約してけちになることも僕の人生の在り方でもあるんだ。」
人の性分というものは変えることが非常に難しい。
彼の場合、けちん坊という性分を変えることはできないだろう。
しかし、本当に彼がプロレスラーになりたいという気持ちがあるのであれば、もう少しプロレスにお金を投資するべきだと私は思う。
何事も投資なしには得られないのだから。
トライアウト不合格の結果に泣いていたお母さんのためにも、彼がいつの日かプロレスラーになることを願うばかりだ( ̄^ ̄)ゞ