日本語は英語やフランス、ドイツ語など様々な外国語をカタカナ日本語にした『外来語』が数多くある!
その中でも今回は『ポルトガル語』が語源の日本語を24語紹介しよう◎
「カボチャ」や「合羽」など、驚きのあんなものまでもとはポルトガル語なのだ(°□°;)
加えて、軽く日本とポルトガルの関係の始まりについても話していこう!
日本とポルトガルとの関係の始まり
まず日本とポルトガルとの関係の始まりについて少し振り返ってみよう!
日本史で初めてポルトガルという単語が出てきたのは・・・・・・そう、
・種子島と鉄砲伝来
・フランシスコ・ザビエルとキリスト教の布教
だろう!
1541年7月27日に、ポルトガル船が豊後国神宮寺浦(現在の大分県大分市)に漂着したのがポルトガル人の最初の日本上陸だと言われている。
そして、誰もが日本史で覚えさせられたであろう1543年9月23日、種子島へポルトガル商人が漂着し、『鉄砲伝来』が起こるのだ。
photo by wikipedia
みなさんもなんとなく分かるとは思うが、当時のポルトガルはアジア地域へ貿易相手国、並びに植民地を求めて進出を狙っていた。
加えて、貿易は『キリスト教の布教を伴って行われる』という約束のもとになりたっていたというのもポルトガルの戦略であり、貿易商人と共に多くの宣教師も日本を訪れる事となった。
そうして1549年8月15日に現在の鹿児島市祇園之洲町へやってきたのが、あのてっぺんハゲで有名な(失礼m(_ _)m)『フランシスコ・ザビエル』なのだ!
photo by wikipedia
歴史の中では、日本で一番最初にキリスト教を布教したのは彼ということになっている。
その後、キリスト教は織田信長の庇護を受け、順調に信者を増やしていった。
と、日本とポルトガルとの始まりの歴史はこれくらいにしておいて、そろそろ本題に入ろう◎
ポルトガル語が語源の日本語たち24選
みなさんの中にも「カステラ」がポルトガル語というのを知っている人は多くいるかもしれないが、実はポルトガル語が語源の日本語はもっと多く存在するのだ!
その中でも、現在の私たちに馴染みのある24語を厳選し表にしてみたのでばっちり確認してみて欲しい( ̄^ ̄)ゞ↓
ポルトガル語(意味) | 日本語 |
balanço(左右の動き、横揺れ) | ブランコ |
biscoito(ビスケット、ビンタ) | ビスケット |
botão(ボタン、つまみ) | ボタン |
caramelo(焼き砂糖) | キャラメル |
Cambodia(カンボジア「ポルトガルの寄港地だった為 そこを通って入ってき た野菜に地名がなまってついた?という説」) | カボチャ |
carta(手紙、トランプ) | カルタ |
castelo(城) | カステラ |
capa(マント、袖なし外套) | 合羽(かっぱ) |
confeito(砂糖菓子・糖菓) | 金平糖(こんぺいとう) |
charamela(チャルメラ) | チャルメラ(ラーメン「明星チャルメラ」のおじさんが持っている木管楽器) |
copo(コップ) | コップ |
cristão(キリスト信者) | キリシタン(キリスト教信者。切支丹) |
frasco(フラスコ、陶器の小瓶) | フラスコ |
jarro(じょうろ) | じょうろ(植木に水をやる道具) |
mirra(ミイラ、青ざめた人) | ミイラ |
ombro(肩) | おんぶ(誰かを背中に担ぐ、背負う) |
órgão(パイプオルガン) | オルガン |
pão(パン) | パン |
rosário(ロザリオ) | ロザリオ |
sabão(石鹸、シャボン) | シャボン(石鹸の泡) |
tabaco(タバコ) | タバコ |
tempêro(調味料) | 天ぷら |
veludo(ベルベット) | ビロード(ベルベットのこと) |
vidro(ガラス) | ビードロ(ガラスの古い言い方) |
いかがでしたか?
正直、「そんなものまで!?」という様な物ばかりだったのではないでしょうか?
個人的には「合羽」「じょうろ」「おんぶ」「天ぷら」など、普段私たちが漢字やひらがなで使う日本語までポルトガル語が語源だったのには驚きました!
ただ、ポルトガル語が語源と言っても日本語とは違う意味で使っていたりするものも結構多かったですね〜f^_^;)
みなさんの脳内雑学栄養になれば幸いです( ̄^ ̄)ゞ