さあ、明日は海蛇でも食べようかな〜・・・・・・と考える人はあまりいないだろう。
しかーし、海蛇料理は沖縄県民の間では伝統料理素材として古くから親しまれている( ´▽`)そんな沖縄料理の神髄、ウミヘビ料理の調理風景を今回はご紹介しよう。
※言うまでもないことですが、今回は少々グロい内容となっております。苦手な方は閲覧を控えてね( ̄^ ̄)ゞ
沖縄で調理される猛毒エラブウミヘビとは?
沖縄で一般的に調理されているウミヘビは、今回の映像でも出てくるエブラウミヘビというやつ。↓
photo by wikipedia
みなさんも一度は『イラブー汁』というのを聞いたことがあるのではないでしょうか?そのイラブーというのがエブラウミヘビのことなんです。
エラブウミヘビの毒は、エラブトキシンと呼ばれる神経毒の一種で、その毒はハブの70〜80倍の強さと言われています。沖縄では燻製のための食材として捕獲する際、素手で捕獲されることが多いとのこと。
しかしながら猛毒なので、噛まれれば最悪の場合死亡する危険性もあるらしい。
エラブウミヘビの性質は非常に大人しく、口も小さいので噛まれる可能性は少ないのですが、もちろん捕らえようとすると噛んでくることもあるので無闇に触ったり近付いたりしないでね!
ウミヘビの調理風景
では、そのエラブウミヘビの調理について。
動画の初めは金のブレスレットを身につけた屋台の厳つそうなおじさんが登場。ウミヘビの頭をバッサリと落とし、
photo by Travel Thirsty
腹を開いていきます。ウミヘビの皮が堅いのか、おじさんの包丁が切れないのか。とにかく血がドバドバ出てきます。
photo by Travel Thirsty
そんなこんなで、おじさんは内臓から緑色のあるものを取り出します。ウミヘビの胆嚢です。苦玉とも呼ばれる胆嚢は、魚をさばいたことがある人ならみたことがあるでしょう。
袋を破ると緑色の苦い汁が出てきて魚の身について取れなくなってしまうので、基本破いてはいけません。そして、食べても何の栄養にもなりません。
photo by Travel Thirsty
そんな苦玉をおじさんは丁寧に取り出し、水でバシャバシャっと洗って・・・・・・飲んだぞっ!?
photo by Travel Thirsty
もしかしてウミヘビの胆嚢には何らかの効果があるのかどうかは分かりませんが、ご覧の通りおじさんは満面の笑み!
その後でさばいたウミヘビを軽く茹でます。簡単な下処理ってところでしょう。
photo by Travel Thirsty
気になったのは、なぜ茹でているウミヘビをかき混ぜるものがバターナイフなのかってところ。おそらくおじさんがたどり着いたウミヘビ茹で道具の境地なのだろう。
ウミヘビ料理
屋台のおじさんの後はちゃんとした料理屋さんが登場!
素晴らしく切れる包丁でウミヘビの腹を割いていきます。
photo by Travel Thirsty
内臓を取り出し、適度な大きさにぶつ切りにしたら水炊き作業に入ります。ウミヘビは、そのままだと臭いがものすごいのでその臭気を取るために4〜6時間ほど煮込みます。
その後でやっと調理が可能となるのです。
photo by Travel Thirsty
一品目は、ウミヘビの味噌汁みたいなもの。やはりヘビの鱗が強烈。
photo by Travel Thirsty
しかし、身の方はなんだか牛肉を長時間煮込んだみたいな見た目でとても柔らかそう。これは美味いだろうな〜。
photo by Travel Thirsty
二品目は洋風なウミヘビのトマトソース炒め。ちょっと食べてみたい。
photo by Travel Thirsty
そんなこんなでウミヘビの調理風景動画はこちら!↓
私は沖縄県民ではないのでウミヘビ料理についてよく分かりませんが、おそらく沖縄県民にとってもさほどメジャーな食べものではないかと思います。
まずウミヘビを捕まえるだけでも大変ですし、そんなに一度に大量に捕れそうでも内ですしね。
ちなみにイラブー料理で有名なカナのホームページを見てみると、ウミヘビ料理は結構高いことが判明。定食の価格は4000円からで要予約。
どうやらウミヘビ調理に3〜4日をかけているのだそう。手間暇がかかってるんですね〜。
私もいつか沖縄へ行ったら一度食してみたいものです( ´▽`)