私たちが毎日する排泄物「ウンチ」。。。いきなりふざけたことを言っているようですが(笑)、ウンチは私たちにとって非常に重要な生理現象と言えます。
そんなウンチはなぜ臭いのか、あなたは考えたことがあるでしょうか?
今回は、ウンチがなぜ臭いのかについてと、普段より臭いウンチ「腐敗便」になる原因について分かりやすく解説していきます!
・・・・・・いえ、ふざけてません。。。いたって真面目に書きました( ̄^ ̄)ゞ(笑)
どうしてウンチは臭いのか?
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まず、健康な人のウンチは、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。
なんと、わずか1g(乾燥ベース)のウンチに、約1兆個の腸内細菌が含まれているというから驚き!
そしてここからが本題です。どうして、ウンチは臭いのか?
人間は消化をするとき、大腸で食べた物の中から水分を吸収するのですが、そんな大腸の中には約100種類の細菌(バクテリア)が約100兆個も住みついています。 細菌たちにとって人間たちが食べたものは極上の餌!
細菌たちは、消化酵素を使って、人間たちが食べた物をバラバラにしていきます。 そうやって細菌たちは、食べ物のかすを栄養にして増殖していきます。
そして、この細菌たちが消化酵素を使って食べ物をバラバラにするときに、臭いにおいのもとが生まれます。
それが、インドール、スカトール、メルカプタン、硫化水素、アンモニアなどといった、たんぱく質が腐敗発酵されて発生するニオイたちです。 このようなガスたちが、ウンチと混ざって出てくるので、うんちは臭いのです!!
いつもより臭いウンチ「腐敗便」について
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さらに、普段より臭いウンチになるメカニズムについても説明していきましょう!
ウンチは、腸内で異常発酵し「腐敗便」になることでより臭いウンチになりますwここで、ウンチが腐敗便になってしまう理由をいくつか挙げていきます。
腐敗便になる原因1「早食い」
まず1つ目は、よく噛まずに飲み込んでしまう「早食いの人」です。
口腔内でよく咀嚼された食べ物は、腸での腐敗が抑えられます。よく噛むと、消化酵素を含む唾液がたくさん出て、食べ物を十分消化して腐敗を予防してくれます。
腐敗便になる原因2「ストレス」
2つ目は、『ストレス』です。
食べ物が飲み込まれて胃に入ると、ペプシンという酵素がたんぱく質を消化します。ストレスのある生活で交感神経が優位になると、ペプシンの分泌が抑えられ、腸でのウンチの腐敗を招きます。
さらに、ストレスのせいで腸のぜん動が止まって便秘状態となり、吸収されない食べ物が腸内に長く滞留してしまい、さらにウンチの腐敗が促進されてしまうのです。
腐敗便になる原因3「腸内環境の悪さ」
そして3つ目は、『腸内環境が悪い人』です。
腸内に棲んでいる腸内細菌には、健康を保つ「善玉菌」と有害物質をつくる「悪玉菌」とが、フローラ(細菌の集まり)をつくって勢力争いをしています。
ビフィズス菌などの善玉菌は腸内免疫を高め、腸内の健康を保ちます。エサとして主に炭水化物を分解するのでニオイになりません。
しかしその一方、ウェルシュ菌などの悪玉菌は主にたんぱく質を分解して、「インドール」「硫化水素」「アンモニア」などの臭い便の原因物質だけでなく、腸内炎症を起こし、発がん性もある有害物質を産生します。
つまり、便が臭いということは腸内環境が乱れているサインでもあり、便のニオイは健康のバロメーターなのです。
いかがでしたか?
多くの方がウンチをした後に、その形や臭いを見たり匂ったりしたくなると思いますが、それは人間としての本能と言えるでしょう( ̄^ ̄)ゞ
もしいつもよりウンチか臭かったり形が固すぎ、または柔らかすぎる場合はもう少し自身の食生活や健康管理を気をつけてあげましょう!
みなさんもよりよいウンチライフを(*´艸`)w