未だ消火の目処がたっていないカリフォルニア州の山火事。カリフォルニア州至上最悪の被害となっている中、ある映像が話題となっています。
それは、山火事の火の手が迫る中、逃げ場を失ったある女性が、炎に包まれた道路を車で突っ切るというもの。辺り一帯が真っ赤な火で埋め尽くされた状況で懸命に車を走らせる女性。果たして彼女の行方は・・・・・・?
カリフォルニア州過去最悪の山火事
photo by RT
2018年11月8日の朝にアメリカ・カリフォルニア州で発生した複数の山火事は、乾燥した強風によって広がり、未だ鎮火の目処はたっていません。
現在も、アメリカ全土から9,000人以上の消防士がカリフォルニア州に集まり、山火事の延焼を防ごうと懸命な作業を続けています。
photo by NEW YORK POST
17日の時点で、合わせて約970平方キロメートルが燃え、少なくとも78人が死亡し、未だ1,000人以上の安否が不明のままです。
今回の山火事は、カリフォルニア州で過去最悪の被害となっています。
photo by KKTV
炎に包まれた道路を車で突き進む映像
そんな中、カリフォルニア・マリブ在住のレベッカ・ハケットさん(Rebecca Hacket)が撮影した危機迫る極限映像が話題となっています。
ABC7ニュースの取材によると、レベッカさんは、彼女の母親と自身の所有する馬たち48頭を避難させた後、ロッキーオークスパーク近くの馬小屋から車で出発しました。
しかし、山火事はみるみる広がっていき、逃げ場を失った彼女は、炎に包まれた道路を車で突っ切っていくのです・・・・・・。
それがこちら。本当に信じられない映像です(=_=)↓
レベッカさんは、取材にこう答えています。
「これまでの私の人生で、あんなに強い風を感じたことはありません。それと同時に炎はとてつもなく早くあたりを覆い尽くそうとしていました。
1分間、炎が落ち着いたようだったので、そのすきに逃げるしかないと思いました。
炎の中を走っている2分間のあいだ、『もう死んだ』と思いました」
1分間にサッカー場80面分が燃えるスピード
photo by FOX26
大きくなった山火事の火の勢いは、とんでもないスピードで進みます。今回の山火事発生当時には、炎は1分間にサッカー場80面分というとてつもないスピードで燃え広がっていったとされています。
サンフランシスコから北部にあるパラダイスという街では、26,000人が暮らしていた中規模の街でしたが、発生から24時間もたたないうちに跡形もなく消え去っています。
こちらが、燃え尽くされてしまったあとのパラダイスの映像です。↓
避難中に少なくとも6人が車の中で亡くなっています。
photo by KY3
レベッカさんも、彼らと同じ運命を辿ったかもしれないことを考えると、彼女は本当にラッキーでした。
私の現在住むワシントン州も時々山火事が発生するので、注意しなくてはなりません( ̄^ ̄)ゞ
Reference : ABC7