新型コロナウイルスの感染が広がる中、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ(Saudi Aramco)」で、アジア系の外国人労働者が「歩く消毒ジェルマシン」として働かされる様子がSNS上に投稿され批判が殺到している。
消毒ジェルを取りつけた箱をかぶらされた男性。。。↓
photo by Joseph Willits
いくら新型コロナウイルス対策だとはいえ、これはどう考えてもやり過ぎ(-_-;)
これを見た人からは
「虐待行為だ」
「人種差別じゃないか、これ」
「現代の奴隷制度だ!」
などと批判が相次いでいる。
しかし、一部の者からは、
「他の会社も行っている『人間広告塔(human billborad)』と一緒ではないか」
という意見もあったようだ。
人間広告塔とは、何らかの広告看板を手に持っていたり身に纏ったりしている人のことを指す。↓
photo by en.wikipedia
しかし、これは人間広告塔というより、やはり人間消毒マシンだ。
だいたい、保有原油埋蔵量・原油生産量・原油輸出量共に世界最大のサウジアラムコが、あえて人を使って消毒ジェルを配り歩く必要なんてまったくないはずだ。
石油マネーががっぽりあるんだから(言葉が悪くてすいません)、会社の玄関はもとより各エレベーター、会議室、社員の机、トイレなどなど至るところに消毒ジェルのポンプを置いておけば済むことだ。
photo by Joseph Willits
わざわざ外国人労働者を使う必要なんてまったくなかった。
サウジアラムコ側はこれを事実と認めた上で、
「会社の承認なく行われた行為で、再発防止措置を取った」
と釈明している。
未だにこんなことを思いつく人がいるなんて、やはり人間というものはいつまでも変わることを知らないのだろうか?(-_-;)