ワラウクルミ

シリアルと牛乳を万引きしようとしたホームレスの逮捕現場に遭遇

シリアルと牛乳を万引きしようとしたホームレスの逮捕現場に遭遇

久しぶりに実体験を書こうと思う。

今回はアメリカ・ワシントン州シアトル近郊のレントンで、あるホームレスの若い男がシリアル食品(コーンフレーク)と牛乳を万引きしようとしていたところに遭遇したことについて。

誰がこんな世界にしたんだろう。

犯罪率が常にトップランクのワシントン州レントン

冒頭でも言ったように、場所はアメリカ・ワシントン州シアトル近郊のレントン(Renton)。

レントンは地価が安いこともあって、多くの自動車産業の展示販売場や様々な重工業関連のオフィスが立ち並ぶ。

しかし、地価の安さはその街の治安に比例する。

レントンではいたるところでホームレスを見かけられ、街の犯罪率はシアトル近郊で常にトップランクだ。

あまりホームレスと犯罪率を結び付けたくはないが、いくらかのホームレスが犯罪を起こすのは事実だ。

その実例を今回はご紹介する。

牛乳とシリアルを万引きしたホームレスの話

(↑写真はイメージです)

その日、私は所用でレントンを訪れていたのだが、お腹が空いてきたので昼ご飯を買うためにレントンの大型スーパーマーケット『フレッド・メイヤー(Fred Meyer)』に入った。

そこでチーズベーグルとチョコドーナッツ、そして併設するスターバックスでドリップコーヒーのトールサイズを買い、店舗内の椅子に座って食べていた。

すると、スーパーの入口の方で何やら小さな人だかりができていたので見てみると、そこには3人の警察官とマネージャーと思わしき2人の男性が、20歳くらいの青年を取り囲んでいた。

若い青年は薄汚れたジャンパーに、ダボダボでこれまたかなり汚れたジーンズ、そしてやはり同じように汚くなったニット帽という格好で、両手を後ろに回し手錠をかけられていた。

マネージャーの一人は両手に牛乳シリアル(コーンフレーク)を握って青年を見つめている。

どうやら青年はこの2つの商品を万引きして逮捕されているようだった。

(↑写真はイメージです)

誰一人、若者に対して怒鳴る様子はなく、静かに質問をし、それに対して若者も静かに受け答えをしていた。

入り口近くでこの問答が繰り広げられていたのだが、そばを通る買い物客たちは、みな誰一人驚く様子もなく「こんなことは日常茶飯事」とでもいうように通り過ぎて行った。

様子を眺めているのは私だけだった。

3分ほど質疑応答が繰り返された後、青年の手錠は外された。おそらく初犯だったのか、注意だけで済んだようだ。なぜだか少しほっとした。

青年はニット帽を目深に被り、かろうじてパンクしていない、体格にあっていない小型の汚れたマウンテンバイクを押して店を去った。

警察官たちもマネージャーたちも感情をエスカレートさせることなく、静かに解散していった。マネージャーの手には青年が盗ろうとしていた牛乳とシリアルの箱が握られていた。

若者がなぜホームレスになる?

もちろん年齢も素性もはっきりしていないが、おそらくあの青年はホームレスだったのだろう。

でも、いったいなぜ青年と呼べるような年齢の人間が、牛乳とシリアルなんぞを盗まなければいけなかったのだろう?

いや、たぶんこれは愚問なのかもしれない。私はホームレスになったこともなければ、食べ物を買うお金がないような状況にもなったことはない。だから彼らのような状況を理解することなどできるわけがない。

腹が減ったから盗んだのかもしれないし、ただの万引き依存者だったのかもしれない。

それは私にはわからない。

(↑写真はイメージです)

ただ言えるのは、そんな状況を目の当たりにして少し、考えさせられたということ。

これは、いくらかの人々が考えている「ホームレス=ただ働きたくない人間たち・何らかの病気の人たち」という方程式をあてはめられるほど単純な問題ではない。

難しい。本当に難しい。

すさんだ世界に光は差すのだろうか

そのあとスーパーを出ると、入り口付近で一人の女性がうろうろとしていた。艶のない黒髪にぴったりとしたワインレッド色のミニワンピース。その上から襟元によれた人工素材のファーがついた黒のジャケットを羽織り、高めのヒールを慣れない感じで履いていた。

目の周りは何らかのドラッグで黒ずみ、肌はカサカサだった。

その風貌がどのような人物に見えるかはその人次第だろうが、私にはその女性は明らかに娼婦に見えた。

別に女性を蔑視しているわけではないが、その見かけや動作は明らかに娼婦そのもので、彼女は店から出てくる人たちを品定めしているようだった。

警察官が去ったばかりの場所でそのような人物が徘徊しているのだ。

 

このことはレントンだけではない。シアトル中心部でもそういった場所はたくさんあるし、その他の街、州でも幾度も見かけてきた。

このような光景を目にすることは本当に胸が痛むし、どうにかできないものかと考える。でも、私にできることはこうして考えて文字にすることだけだ。実業家でも政治家でもない、ただの無力な人間だ。

ホームレスの青年、そして娼婦の女性が今後まっとうな光を浴びることができるか?

こんな風にすさんだ世界が、いつか鮮やかさを取り戻すことを願うばかりだ。

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